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他人の好意を台無しにするブログ

ダニエル

danielmovie.jp

ダニエル、彼は孤独な少年ルークにしか見えない“空想上の親友”だった。ある事件をきっかけにその存在を封印していたルークだったが、時が経ち孤独と不安に押し潰されそうになったことで、長年の封印からダニエルを呼び起こす。唯一無二の“親友”との再会から、友情を取り戻すのに時間はかからなかった。カリスマ性溢れる美青年の姿で現れたダニエルの助言によって、ルークの生活は一変。何もかもが順調に進み、やがてダニエルが必要なくなっていく。しかしダニエルはそれを許さず、次第にルークの精神を支配しようと動き出す─。薄れ行く意識の中で見えたのは、“親友”の不敵な笑み。ダニエル、君は何かがおかしい。

ティム・ロビンスの息子とアーノルド・シュワルツェネッガーの息子がW主演という字面の豪華さだけで目が眩みそうになる。

 

特にダニエル役のパトリック・シュワルツェネッガーの妖しい存在感は目を引くものがあった。この役に求められている一種の悪魔的な色気がしっかりと感じ取れた…何かDIOみたいな例えになってしまったけど。

 

結局ダニエルの存在はルーク自身が抱えていた一面の象徴なのか、統合失調症の症状なのか、それとも超自然の悪魔的な何かなのかはっきりと明かされなかった訳だけれど、そこは明確にしとかないと最後の戦いの意味が変わってくるような。

大抵のオタクは『20世紀少年』みたいな子供時代の戯れが時を経てスケールアップする話が大好きなのでラストは目を引くものがあったけど、結局コレは何と戦ってるんだ…?という引っかかりは拭えなかったです。この手の作品で納得するオチって難しいな…。