その分現金でくださいよ。

他人の好意を台無しにするブログ

イスタンブール1日目

最近の更新内容から誤解されがちなのですが、当ブログは決してオタクブログではございませんため、たまには旅行の記事を書こうと思います。

社会人になってから長期休暇は1人旅に出るのが自分の中で恒例になっていて(本当は予算と時間が許せばもっと行きたいんですけど)、今回は11月に夏休みが取れたので、トルコとヨルダンに行く予定を立てました。

よく「行き先はどういう風に決めてるのか」って聞かれることがあるんですけど、自分の中で行きたい場所・国は挙げたらキリがないくらいあって(だいたいTBSの世界遺産で見たところかその手の写真集で見つけたところです)、その中から1週間〜10日くらい(しか普通連チャンで休めないですよね)で国の中の行きたいところ・有名どころをあらかた回れる旅程が立てられそうな場所をチョイスしています。
あと一応シーズン的なものもチェックします。どうしても休みの日程が先に決まるので。
中国とかインドとかも行ってみたいんですけど、国が広すぎるので見てみたいものが遠すぎてなかなか手が出せてないんですよね。1年くらい休みが欲しい。

今回はペトラとワディ・ラムに行ってみようと思ってヨルダンをチョイスしたのですが、ヨルダンは面積が日本の約1/4くらいの割と小さな国なので、近くの国だったらちょっと寄るくらい出来るんじゃないかなと思ってトルコのイスタンブールをチョイスしました。

僕が海外の街並みだったり、遺跡だったりに興味を持ったのは、小学生だか中学生の頃に観たテレビ番組(なんだったか忘れたんですけど多分ふしぎ発見だと思います)でイスタンブールカッパドキアが特集されてるのを観て、「世界にはこんな場所があるんだ」って子供ながらに感動した時の記憶がずっと残ってるからなんですよね。

そこから遺跡とか、世界史に興味を持ったので、大学1年生になって生まれて初めての海外旅行の行き先はもちろんトルコにしました(その時は高校の友達と2人でした。あと高校の修学旅行も海外だったんですけど自分で行き先決めたわけじゃないのでノーカンで)。
それから8年が経って、他にもちょくちょく海外旅行に行くようになりましたが、「前に行った街にもう1回、いや何階でも行ってみたい」っていう気持ちが出てくるようになって、今回ヨルダンのついでではありますが、イスタンブールに2度目の旅をする事にしました。
中東だとイランなんかももう1回行ってみたいんですけど、行きたい場所が空港のあるテヘランから遠いので断念しました。イランも本当に綺麗な場所が多かったんですよ。

ということで11/1の金曜日の深夜便、エミレーツのドバイ経由便でイスタンブールに向かいます。さらば南古谷
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深夜便、日中がっつり活動できるし(仕事してました)、寝てれば着くのでめちゃくちゃオススメです。

12時間くらいのフライトなんですけど、殆ど寝ていた気がします。
途中ヨルダンにツアーで行くという隣の席のおばちゃんに話しかけられてひたすら川越線沿線の話をしてましたが、いつの間にか寝てて気付いたら着陸間近でした。
日本からドバイ行くのももう3回目か4回目くらいなので(UAEに入国したことは1度たりともないです)、12時間のフライトも若干慣れてきた感があります。寝てれば着くし。

ドバイに現地時間で朝6時くらいに着いて、約4時間後くらいのフライトを待ちます。
朝飯でも食べようと思ってアラビアータを頼んだんですけど、スパイスの暴力で死ぬほど不味い上に何故かパスタにミニトマトが3つくらい無造作に盛り付けられていて(注:筆者はトマト、特にミニトマトが嫌いです)散々な思いをしました。パスタって不味く作れるんだな…。

爆速で店を出て口をすすごうと思いその辺の売店エビアンの750mlボトルを買ったんですけど、後で値段が日本円でいくらなのか確認したら何故か800円くらいしてたという追い討ちもありました。空港だしちょっとくらい高いのは許すけど流石に高すぎて引きました。
いや最初に確認しとけよって話なんですけど。

そんなこんなでぼーっとしてたらドバイ-イスタンブール便の出発時間になりました。
前の便でほぼずっと爆睡してたので流石に眠れず、Netflixで事前にダウンロードしていたアニメをずっと観ていました。
iPadのアプリだと事前に端末に作品をダウンロードすることができるので、ネット使えない機内の娯楽としてすごく重宝すると思います。

もちろん機内備え付けのデバイスで映画とか観てもいいんですけど、事前にダウンロードしていけば少なくともダウンロード可能作品の中では好きなのを選べるし、そもそもLCCだと国際線でも備え付けがないこともあるので、文明の利器は使っていくのが良いかなと思います。
ネトフリは(端末の容量が許す限り)100本までダウンロード出来ることを今回知ったので、Netflix様に媚びていきます(Amazonプライムだと25本)。
両方組み合わせれば無敵ですね。

アニメをずっと観ていたらイスタンブールに到着。
8年前はヨーロッパ側にあるアタトゥルク空港を使ったはずなんですが、確か去年くらいに空港自体がなくなってしまったらしく、今回はアジア側のサビハ・ギョクチェン空港という異様に覚えにくい名前の空港に着陸しました。
まずは最低限の現金を両替して、SIMカードの購入に向かいます。
端末をSIMフリーにしておけば、今日びどこの国の空港でもプリペイドSIMが売ってますし、設定も基本向こうが全部やってくれます。
基本的に日本でなんちゃらWi-Fiみたいなの借りていくより割安だと思うんですよね。複数人でシェアするならレンタルする方が割安かもしれませんが、それをやるとお互い携帯電話持ってるのに別行動が全く取れなくなるのでちょっと不便だと思います。
空港のプリペイドSIM、街中で買うやつよりは割高かもしれないけど、空港に着いた瞬間からネットに接続できるアドバンテージがでかいと思ってるので僕は基本空港で買ってます。
が、SIMを売ってる3つの店舗どこを見てもデータ通信の容量が無駄に多い。
トルコには2日しかいないので正直1GBとかで良かったのですが、最低でも10GBのカードしかない。
「もっと小さいのないんですか?」って聞いても無いって言われてしまったので、ちょっと迷いましたが13GBのSIMを180TL(これを書いてる時の1TLが20円弱)で購入することに。
結果的に、トルコでの2日間で1番高い買い物になりました。ないものはないし、街中でネット使えない状況でSIMカード売ってる店探す方が疲れるし、仕方ないんですけどね。

予約してあるホテルはヨーロッパ側、ブルーモスクとかアヤ・ソフィアのあるスルタンアフメトっていう地区にあるので、アジア側にある空港からそこまでは公共交通機関で移動しなければなりません。
旅のバイブル地球の歩き方で行き方を調べると、取り敢えず空港からバスでカドゥキョイという港町に出る→船でエミノニュっていうガラタ橋の近くの駅に出る→メトロ(路面電車)でスルタンアフメトに、という経路を取れば良いみたいだったので早速向かいます。
バイブルに色んな交通機関で使えるSuicaのようなイスタンブールカードの存在が載っていたので、それを買おうと思ってたんですけど、そもそも券売機がトルコ語でしか書いてなくて読めない。横に国旗が並んでて、言語を選択すればいいのかと思って日の丸を無限に押してたんですけど、そもそもタッチパネルではなくて横のボタンを押さないといけなかった。原始人。
そんな感じでまごついてたらトルコ人の優しい若者が券売機の使い方を教えてくれた(というか、代わりに操作してくれた)んですが、「僕が欲しいのは片道切符じゃなくてチャージ式のカードなんだよ…」とは言えませんでした。まぁ8TLとかだしいいんだけど…
そこからバスに乗って1時間…とバイブルに書いてあったのですが、めちゃくちゃ渋滞してて、1時間経っても着く気配がありません。
「そもそもこのバスで合ってたのか…?」とめっちゃ不安になりましたが、渋滞を抜けたら割とスムーズに着きました。
8年前の旅では来なかったカドゥキョイ。アジア側の交通の要衝で、各地への船だったり電車なんかが出てる街だそうです。海沿いの公園?みたいなところは現地の人で賑わってました。
カドゥキョイに着いたので船でエミノニュ(言いにくい)に向かう切符を買い乗船。
こっちは5TL。こんな感じの船です。
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夕方だったのもあったのか、すごく混んでました。イスタンブール、海沿いの都市ってこともあってカモメが多いんですけど、出航した船をすごい数のカモメが追っかけてきて少しびっくりしました。ヒッチコックの映画かよ。
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2-30分くらいでエミノニュに到着。ここは8年前も来たところで、いわゆる旧市街と新市街の境目である観光名所のガラタ橋があるところ。懐かしいってほどではないですが、ここに来てやっと見覚えのある風景になりました。
そこから路面電車でホテルの最寄駅に。今度こそイスタンブールカードを買うぞ〜と意気込んでいたら、ちょっと操作に手間取った瞬間後ろから現地のおじさんが代わりに購入してくれました。
片道切符を。ここで気付いたんですけど、8年前はそもそもカードがなくて、乗車券もプラスチックのコインみたいなやつ(トークンっていうのかな)だったんですよね。やっぱ8年経つと変わるよな〜と思いつつ、初めて来た時乗り方・切符の買い方がわからなくて図らずも無賃乗車してしまった苦い記憶が蘇りました(時効ですよね?許してください)。

ホテルに着いてチェックイン…しようとしたら「ここじゃないよ」と言われて「は?Booking.comで予約したしそのページの地図を頼りにここに来たんだが?」となりましたがどうやら少し離れたところに別館があり、そこの部屋が割り当てられていたよう。いやそれも聞いてないけど…。ってか名前全然違うしそれ別館って言うのか…?
まぁ最悪泊まれればいいので大人しく付いていって部屋へ。そこそこ広くて綺麗だったのでまぁ満足。あと建物の屋上に上がれて、そこから見る夕暮れ時のイスタンブールが素晴らしかったです。
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金曜の夜から風呂も入らずたずっと移動だったので、取り敢えずシャワーを浴びてひと休みしてから夜の街を散策することに。

一際目立つブルーモスクとアヤソフィアを眺めつつ、8年前に夜ここを歩いていたら自称スペイン人の兄ちゃんに声かけられてナイトクラブに行くことになってオレンジジュース1杯飲んでイラン人の姉ちゃんとちょっと喋っただけで200ドル以上持っていかれた思い出に浸っていました。
思い出したくもないですね。本当あの時なんで着いていったんだろう………。
良くない思い出もありますが(海外旅行で露骨に被害にあったのはこれが最初で最後です)、やっぱりアヤ・ソフィアは綺麗ですね。
「ニッポンジンデスカ?」みたいな感じで絨毯屋に連れていこうとする輩に何回か声かけられましたが、全部無視しました。
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その後は軽く食事をして、さっきのエミノニュまで歩いていくことに(重い荷物さえなければ普通に歩ける距離です)。そこらじゅうを首輪つけてない犬が歩いていて、狂犬病ワクチンの重要性を再確認しました。
流石に狂犬病はワクチン打った方がいいですね。4万円しましたが。

エミノニュ、というかガラタ橋付近に着いたんですけど、特にやることもなかったのでイスタンブールの夜景を眺めつつ写真撮ってました。
歴史的建造物の多いいわゆる旧市街と、ショッピングとかできる新市街を繋いでる橋なんですけど、この橋釣り人がめちゃくちゃ多くて、ずっと釣りしてるんですよね。この景色を見ながら釣りできる人生羨ましいなあって前来た時から思ってたり。
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※参考資料。別日に撮ったやつです

写真撮影ですが、今回はなんとなく夜景を撮ってみたい気持ちがあったので、実は三脚を持ってきてました。
持ってきたというか出発2日前に買っただけなんですが。ちなみに今回使ったバックパックも出発2日前に買いました。準備のやる気がなさすぎる。
前のトルコ旅行は馬鹿すぎてずっとiPod touchとやっすいコンデジで写真撮ってたので、夜景とかそういうレベルじゃなかったんですよね…
最近はそんな人生で何回も行くところじゃないんだから出来るだけ綺麗な写真を撮ろう、と思ってある程度カメラにもお金かけたりはしてるんですけど、8年前の僕は確実に馬鹿でしたね…
ということでガラタ橋近辺の夜景を何枚か。
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2枚目の写真の奥に見えるガラタ塔からはイスタンブールの街並みが見渡せて、夜景も綺麗っぽいんですが、この時夜10時で流石に閉まっていたので明日でいいかな、となりました。

帰りまで歩いて帰るのはめんどくさかったので(念願のイスタンブールカードを購入して)メトロでホテルまで戻りました。帰ってシャワー浴びた後は疲れていつの間にか爆睡してたので記憶がありません。

続く。