その分現金でくださいよ。

他人の好意を台無しにするブログ

『君の名は。 Another Side:Earthbound』



某氏が読め読め言って来るので本屋とかでめっちゃ探したんですけど品切れでしばらく買えませんでしたね。角川文庫の方の小説はどこでも平積みだったから刷ってる数が違ったのかな…

内容は映画で描かれなかった登場人物の内面を補完する感じです。
三葉(になった瀧くん)、テッシー、四葉、あとは三葉パパが主役?のエピソードが描かれていました。 あそこで三葉ノーブラだったのか…とか妄想が捗ったり、三葉の父親ってまさかの魔剤ンゴ大学かよ…っていうどうでも良い情報を得られたりしましたがそれはいいとして、2人の身体が入れ替わるという信じ難い現象を周りの人から見たら…っていう描写が本編ではそこまで深くなかったので、こんな感じに受け取るのかな…と思いながら読んでました。テッシーも四葉もちょっと気にしなさすぎだと思うのですが。普通もっと心配するだろっていう。

三葉の父親のエピソードは最後なんで町長が動いたのかっていう疑問の補完になっていましたね。古い町の雰囲気みたいなものが二葉から人間性を奪ってしまったという事に始まる絶望は納得出来る話かなあと思いました。それすらも本編のラストに繋がる結びだと考えると本編でやれよってなりますね(

内容はとても楽しめるものでしたが、どうせなら瀧くんと入れ替わった三葉が東京で頑張る話とか入れて欲しかったですね。キリないですが。
読んでてもう1回くらい映画観に行っても良いかなあと思いました。10回は行きませんので悪しからず。