その分現金でくださいよ。

他人の好意を台無しにするブログ

ゆく年くる年

あけましておめでとうございます。ゆく年くる年は観てません。

本来1年の振り返りみたいな記事は旧年中に書くべきだとは重々承知なのですが、普通に年末年始遊び呆けていたのでこんな感じになりました。よろしくお願いします。
2019年も色々あったので適当に振り返っていきます。

・生活環境
このブログを読んでいる奇特な人はみんな知ってると思いますが、4月から職場が変わって川越に引っ越しました。2年間の研修医生活は正直やりたいこともあんまり決まってなくて、よく分かってないことを延々やらされて、この仕事40年間やるの…?と思ったこともよくありましたが、今はある程度自分のやりたいこと、学びたいことに沿った仕事が出来ているので、前2年に比べたら仕事には前向きに取り組めている気がします。労働環境も悪くないし、今のところは川越に来てよかったなと思っています。ただ下記の通り、趣味に振りすぎて勉強がおろそかになってる部分は否めないのは(悪いとは思ってないのですが)少し反省点かな、と。仕事のために生きてる、っていうわけでは全くないのですが、それでも自分の仕事の中でこうやっていきたいとか、これくらいは出来るようになりたい、という目標はあるので。
優秀な先輩方に甘え切ってる部分が正直あったので、自分がこの世界で生きていくために必要な知識をしっかり身に付けていく年にしたいです。

収入もある程度増えて、興味を持ったことに飛び込んでいくハードルが今までよりも下がったのは自分の中では良い変化だと思っています。岩西も言っていましたが「金は力」ですからね(参考資料)。
これからの人生で何が自分にとって大切になるかなんてわからない中で、興味はあっても飛び込めないまま自分の世界を狭めるのはもったいないような気がするので、「面白いと思ったらとりあえず飛び込んでみる」は今後もモットーにしていきます。

埼玉県の田舎に住んでいるとさすがに必須なので車も買いました。維持費もそこそこするし、事故ったら死んじゃうしであまり車を運転する気はなかったのですが、あったらあったで便利ですね。(駐車禁止で罰金取られたけど)今のところ事故は起こしてないので、このままの調子でいきたいです。
今までの人生でお守りなんて買ったことなかったのに2020年は交通安全のお守りを買いました。

・旅行
長崎(2回行った)、宮古島(仕事だけど)、乳頭温泉、熱海・沼津、鴨川、奥多摩(これは旅行なのか)、北海道、イスタンブール・ヨルダンと行きました。
就職してから、1年に1回は海外に旅に出たいと思っているので今年もちゃんと行けて満足。
それに加えて、2019年は国内でもかなりいろんなところに行けた年かなと思っています。一緒に行ってくれる人がいたのも大きい。1人で旅するのも好きなんですが、みんなでワイワイ旅行するのも楽しいですね。
2020年も国内、海外問わず色々と行きたいもの。旅先は現状まったくの未定ですが、アフリカか南米に初挑戦してみたいです。

関連することとして、2019年は一眼レフカメラを買いました。旅行の時しか使ってないし、現状あまり使いこなせてるとは言えないのですが、勉強してもっと綺麗な風景写真を撮れるようになりたいです。魔法写真美術部なので。

・キャンプ
元々興味はあったんだけど某アニメにどハマりした友人が誘ってくれたので2018年に初めて行けたやつ。
2019年は長野・いなかの風と山梨・四尾連湖の2回キャンプをする機会がありました。
キャンプの何が好きかって、海外旅行と同じで「そこにいる1分1秒が楽しい」ことなんですよね。いつもはめんどくさいなって思う食事の準備だってキャンプ場で作ると楽しい。そういう時間が好きです。
今のところはテントなど何から何までを友人に借りちゃってるので、2020年はマイテントとか、物資を整えてキャンプ出来たらいいなと思ってます。ショッピングモールとか行くとついついキャンプグッズを覗いちゃったりするようになってしまったので。
某ブログで信頼のおけるフォロワーさんが上げていた陣場形山の写真がすごく綺麗だったので是非行ってみたいですね。

・映画
新しい家から歩いて5分くらいのところに映画館がある上に会員特典が手厚いので、今までの人生で一番映画館へのアクセスがよくなりました。それ以外のとこで観たやつも含めると25-30作くらいは映画館で観たのかなと。ちゃんと数えてないですが。
 あとはNetflixAmazonプライムなどの配信サイトでも映画は観るので、それも合計すると年50作くらいになるのでしょうか。最近はNetflixオリジナルの映画なんかも台頭してきていて、映画館に行くことがないという方も増えてる気がしますが、「画面以外が見えない状態で他の行為をせずに作品と向き合う」経験にはお金を払う価値があると思います。特にスマホと時計が目に入らないのは大きい。
2019年の映画、見たやつで1番好きだったのは『名探偵ピカチュウ』かなと。
笑える要素、感動できる要素を上手く配分しながら「ポケモンがいる世界」を高クオリティで実写映画に落とし込んだレジェンダリーはほんまにすごい。まぁその後公開された『ゴジラKOM』も別の意味ですげえよ…と思ってしまいましたが。
アニメだと『空の青さを知る人よ』は(自分がアラサーに片足突っ込んだのもあって)かなり印象に残ってます。配信で観た過去作だと『イミテーション・ゲーム』は本当に良かった。実は公開前から気になってた作品だったけどなんで観にいかなかったんだろう…
あとは10月に『花咲くいろは』の劇場版を6年ぶりに映画館で観られたのは良い思い出になりました。何回観ても影踏みが流れるシーンで泣いてしまう…。
反省点として、映画館へのアクセスが良くなったんだから「午前十時の映画祭」の作品はもっと観るべきだったかな、と思っています。反省しても今年度で終わってしまうからどうしようもないのですが…。結局2019年では『ニュー・シネマ・パラダイス』しか観に行かなかったんですよね。
残り3ヶ月しかないですが『ショーシャンクの空に』と『大脱走』は観に行くことを目標にします。
ちなみに2020年初映画館は『死霊の盆踊り』でした。

・漫画
それなりに買ってはいますが正直昔から買ってるやつの続きを…とか前から好きな作品の完全版を…みたいなのがメインで、あまり新しいやつに出会えた年ではなかった気がします。アニメから入って『鬼滅の刃』全巻揃えたとかそのくらいでしょうか。みんなやってそう。
その中で2019年特にハマっていた漫画は『風都探偵』になるかな、と。




知っている人は知っている『仮面ライダーW』の正当続編。
連載自体は2017年から始まっていて、その時から好きな作品ではあったのですが、2019年に発売された6巻と7巻は特に面白かった。ビギンズナイトの話をした後に泣き崩れる翔太郎、「復讐」という言葉を使った女子高生を真剣に諭す照井の表情を通して、彼らの本編での経験から来る悲痛な感情が伝わってくるんですよね。『仮面ライダーW』は自分の中で「よく出来てるけど自分にがっつり刺さったとは言えない」くらいの作品だったんですけど、この漫画を通して『W』という作品に対しての思い入れも強くなった気がします。CSMのダブルドライバー注文したし。
是非『仮面ライダーW』を全話観て、映画もスピンオフも全部観て、小説版も読んでからこの漫画を読んでほしいです。ハードルの高さ。

他は『金色のガッシュ!』の完全版がついに書籍になったのが本当に嬉しかった。
金色のガッシュ!! 完全版(1)
雷句 誠
クラーケンコミックス
2019-07-22




書籍化はほとんど諦めてたので…。僕が漫画を好きになるきっかけになった作品だし、今読んでも色褪せない上手さ、熱さがありますね。そしておまけ漫画のガッシュカフェでたまに泣かせに来るのが本当にズルい。
結局続編と完全版の話しかしてないので、2020年は新規開拓を目標にします…。

・アニメ
2018年秋クールの『色づく世界の明日から』に自分でも引くほどハマってしまい、2019年はトークショー系のイベントにめっちゃ行ってしまいました。この1年ずっと『色づく』の話してた気がする…。
2019年のアニメはというと、かなり前のめりに観てたのは『鬼滅の刃』『荒ぶる季節の乙女どもよ』の2作。
『鬼滅』はみんな好きでしょうし、我妻善逸というキャラクターにめちゃくちゃハマったのですがこいつもみんな好きでしょう。
『荒乙』は岡田麿里さんにしか書けない展開、セリフの連続で毎週楽しみにしていました。序盤のインパクトでガッツリ引き付け、中盤から割と普通の恋愛もの…と見せかけておいて終盤で再度「性」というテーマを全力でぶつけてきたのが(終盤尻すぼみになりがちなので)いい意味で意表を突かれた。
あと加えるならば『キャロル&チューズデイ』。
ストーリーは割とあっさりしてたかなって印象なのですが、とにかく楽曲が素晴らしくてアルバムは何回も聴いていましたし、作品のライブイベントにも参加させていただきました。


2018年からの続きですが『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』も今までのジョジョアニメで一番ハマった気がする。
2019年放送分だとベストはアバッキオが死んだ回でしょうか。
原作読んだときはあっけなく死んだな…という感想のシーンだったのですが、アニメ版では演出の「凄み」を感じました。

過去作では、1クール目だけ観て5年くらい放置していた『凪のあすから』と、1話だけ観てLINEスタンプだけ買って散々使い倒していた『ブレンド・S』、そして花守オタクの友人から話聞いてた時から興味はあったんだけど結局観てなかった『ラディアン』を駆け込みで観ることが出来たのは個人的に良かったです。
方向性はてんでバラバラですが3つとも良いアニメでした。
『ラディアン』はテーマが僕好みだなと思ったし、今やってる2クール目もめちゃくちゃ面白いので追いつけて満足。
あと変な同好会に入れられましたが、異世界に対しては引き続きアンチの方向性で行こうかと思います。

・特撮
『ルパパト』が全てです(始まったのは2018年だけど)。



普段特撮とか観ない人も、何も言わないから観てほしい。
あと20年前からずっと、僕の中で永遠のヒーローである仮面ライダークウガのベルトが出てしまったことで、ついにCSMに手を出してしまった。後悔はしていません。上述の通り、ダブルドライバーも注文したので発送待ちです。2020年にCSMでゲーマドライバー出ないかなあ。まだ早いですよね。

・ゲーム
『バイオRE:2』と『SEKIRO』と『モンハン』しかやってません。
『ダークソウル』のリマスター版は1周する直前で止まっている。
ゲームは鬼のように時間食うのでほどほどにしたい。それでも2019年発売の『CONTROL』はやってみたいですし、2020年発売タイトルだと『バイオRE:3』と『ラスト・オブ・アス2』はたぶん買うと思います。
QMAは…近所に設定の良いゲームセンターはあるしたまにやりたいなって思うことはあるんですけど今更再開してどうするんだ…って思ってしまってやれてないです。

・読書
あんまり出来なかった感。
その中でも2019年はラディゲの『肉体の悪魔』を読めたのが自分の中で大きかったかなと思います。執筆当時10代の作者が、自分の経験に基づく人妻との恋愛とそれによる破滅にまつわる感情を、あそこまで俯瞰的に、まるで心が機械か何かのように描写できるのは本当に天才のなせる技なんじゃないか。『ドルジェル伯の舞踏会』も読んだけど現代の視点で読むと少しお上品すぎるかな、という印象。
他には『狭き門』『恐るべき子供たち』とフランス文学をちょっとかじった年でした。
ラノベは殆ど読まないのですが、フライさん繋がりで『弱キャラ友崎くん』という作品を読み始めました。読んでる時からこれアニメになりそうだな〜と思ってたらほんとにアニメ化決定しました。くっそ雑に言えばオタクが頑張って陽キャになる話なんですが「努力」「自分を飾ること」「やりたいこと」なんかのテーマに関してはなかなか読みどころのある作品だな、と思います。あと作者のTwitterが面白い。
高校生の時は月10冊くらいは本読んでたんですが、今はラノベ抜いたら年に10冊くらいになってしまいました。読書はどうしてもまとまった時間が必要だし集中力も必要だけど何とか時間作っていきたい。まずは読みかけの『ドクター・スリープ』を読み切るところから…

・イベント
2019年は石原夏織さんが出演されるイベントに結構な回数(数えたらたぶん14回でした)遊びに行きました。もともと懇意にしている友人がずっと好きだった方なので全然知らなかったわけじゃないんですが、誘われて行った学園祭イベントが存外に面白くて、『色づく』の演技に感銘を受け、1stライブがひたすら楽しかったの3連コンボで、いつの間にか普通にファンになりました。こんな2019年になるなんて全く予想してなかったけど楽しいからまあいいか。
これに関しては(読んでくれる人がいるので)積極的に記事にするようにしているので、まぁそちらを参照で。
リリスパ』のイベント、(聴いたことがなかった)ラジオの合同イベントも有識者に誘われて行きました。他は『キャロル&チューズデイ』のライブも2回参加しました。あとは何といっても劇場版『花咲くいろは』の上映会+監督・美術監督との懇親会は本当に行けてよかった。「ぼんぼり祭り」は日程変更の煽りを食らって参加できませんでしたが…。
2020年もツアーを始め石原さんのイベントは行ける範囲で参加したいですし、好きな作品のイベントやトークショーはフットワーク軽めにして参加できればいいな、くらいのゆるめな目標で。でも10回目のぼんぼり祭りは絶対に参加したい。

ある程度まとめてみるとこんな感じでしょうか。
2019年は振り返ってみても楽しいことばかりだった年だな、と思います。大きな病気もしなかったですし、毎年こんな風に過ごしていければいいな、と思える1年でした。
2020年になにか目標を立てるとすれば仕事面のことになるかと思います。具体的にとる資格があったりするわけじゃないですが、2020年は専門科的な知識をしっかりとつけていきたい。
私生活では今年と変わらず、面白そうと思ったことにはどんどん首突っ込んでいきたいです。
基本家でアニメ観てるか映画観てるかマンガ読んでるかゲームしてるかなので、楽しいことを教えてくれる友人の皆様は本当に貴重なのです。2020年もよろしくお願いいたします。
ただ「推しが増えたら増えた分冷たい目で見ますよ」と言われてしまったので、声優イベントに関してはほどほどにいきます。

最後にブログ。
2019年はブログ更新をちょっと頑張ってみようかなって思った年でした。
元々めんどくさがりだし飽き性なのでほとんど書く気なかった時期もあったのですが、2019年は「ライブの感想書いてくださいね」って言われることがあったり、作品に対する友人の感想ブログを読んだりして、「その時点の気持ちを書き留めておくこと」の重要性を少し感じたからです。あと旅行に関しては、特にあまり行く人が多くない場所だと、本当に情報源として重要視されうるというのもあります。自分も旅に出るときは他の旅行者のブログとか適当に検索して読みますし。

人間の心は1秒ごとに変わりゆくもので、同じ作品でも時期が違えばこちらの受け取り方も変わってきます。
中1で最初読んだときは全然おもんないやんって思ってた恐山ル・ヴォワールが今は涙なしには読めない、1番好きなパートになってるみたいなものです。
もちろんどっちが嘘とか、どっちが間違いなんてこともないのですが、そもそもボーっと生きてると以前に感じたことすら忘れてしまうので、何かに触れたらその時の気持ちを少しだけでも言語化して残しておいたほうがいいんじゃないか、と今更ながらに思いました。

とはいっても根本的にめんどくさがりだから全部は無理なんですけどね。
これもできる範囲でやっていければな、と思います。

ということで、2020年も当ブログをよろしくお願いいたします。