イスタンブール2日目

前回の続き。

いつの間にか爆睡してて目が覚めたら朝6時。

ホテルの食事が朝6:30～10:00って言われてたので、少し部屋でダラダラして7時すぎくらいに朝食を食べるため4Fへ(ちなみに朝食は4Fで食べてねってことは誰も教えてくれませんでした)。

いかにも現地感のある味が濃そうなやつはあまり口に合わないので置きのチョイス。

朝食会場の窓からは朝日に照らされるブルーモスクを眺めることができて、非常に贅沢な時間でした。

食事をして、少し2度寝してから街歩きに出かけようと思ったのですが、そもそもこの日何をするかも決めてなかったのでそれを考えるところから。

大まかには

①前回行ったところをメインに、旧市街の有名どころを周る

②前回は行かなかったアジア側の街をメインに周る

のどっちかにしようとは思ってたんですけど、結局①のプランで行くことに。

まずは開館と同時にアヤ・ソフィアの内部を見て回ろうかと思ったのですが、ツアー客がめちゃくちゃ並んでたので後でいいか…となって、すぐ脇にあるバシリカ・シスタンから入ることにしました。

バシリカ・シスタンっていうのはイスタンブールが東ローマ帝国の首都だった時代に作られた地下貯水池で、地下に宮殿みたいな柱が並んでいてなかなかの見所だと思うんですが、いかんせん地下にあって入口が地味なので(だからかどうかは知りませんが)近くにあるアヤ・ソフィアやブルーモスクに比べて人が少ないような気がします。

中はこんな感じ。カメラの設定をいじりまくったので明るく見えますが、実際はかなり暗いです。

ここは柱に施されたメドゥーサの彫刻が有名で、なんでもその石化能力で石柱を強固にしてもらう、という意味合いが込められているそうです。石化最高ですね。

ここで日本人の若者2人がめちゃめちゃキメポーズで写真撮りまくってたのが印象的でした。マッチングアプリに使うのかもしれませんね。

バシリカ・シスタンから出たあとはガラタ橋まで景色を眺めつつ歩きます。

ガラタ橋周辺は前日も来ていましたが、夜と昼では眺めも全然違うので、2回来ても良いよね。

この日はイスタンブールのマラソン大会があったみたいで、交通規制もされてて盛り上がってました。

マラソンしたいとは毛ほども思いませんが、イスタンブールの街を走るのであれば気持ちいいかもしれませんね。

橋の上なんですけど、あまり写真でイスタンブール感を出せなかった。

ガラタ橋から適当に街並みの写真を撮る。

そして新市街に足を伸ばし、ガラタ塔に登ることに。

6世紀くらいから灯台として使われていた、世界で最も古い塔のひとつらしいです。今残ってるのは14世紀に再建されたやつなんですが、イスタンブールの街並みを一望できる人気スポットです。

ガラタ橋を渡って割と近くにはあるのですが、いかんせんこの塔自体が高いところにあるので坂道や階段を上がっていくのが大変でした。アラサーには厳しい。

ここからもうちょっと坂道があります。

登りきったら入場を…と言いたいところなんですがちょっと疲れてたのとまたツアー客が並んでたのでちょっと待ってから入ろう…と思っていたら少し目を離した瞬間に列がめっちゃ長くなっていたのでこりゃ並ぶしかないなと思って最後尾に並びました。頭が悪い。

20分くらい並んだら入れたかと思います。

入場料、歩き方には25TLって書いてあるんですけどたぶん35TLですね。値上げしたんでしょう。まぁこういうことはよくあります。

8年前にあったかは完全に忘れましたが、ガラタ塔はエレベーターが完備されていて助かりました。

バカと煙はなんとやらなので海外の眺めのよい塔的なものにはよく登るのですが、だいたい昔作られたバリアフリーという言葉とは無縁な階段を延々上っていかないといけないんですよね。

エレベーターのあるフロアから2フロアほど階段で登って、街並みを一望できるテラスに。

世界史の教科書にも載ってるような歴史的建造物もある傍ら、今でもたくさんの人々が生活していてすごく活気があります。伊達に1500年くらい首都やってるわけじゃないですよね。今は首都じゃないけど。

ひとまず塔からの眺めを楽しんだのでいったん降りて、ガラタ橋あたりで昼食に。
ガラタ橋は2層構造になっていて、上は普通に道なんですけど、下はレストラン街みたいになっています。たくさんレストランはがあるんですけど、正直どれも同じにしか見えないので直感で店を選び、なんか鶏肉を焼いたやつを頼みました。イスラム圏って豚肉がダメな影響か鶏料理が非常に多いので、鶏好きな自分としては助かっています。まぁそれと同じくらいトマトも多いのですが…
ということで食べます。

無難なやつを選んでいるので普通においしいです。トマトもちゃんと食べました。

これで飲み物と合わせて50TLくらい。ファンタを頼んだはずが見たこともないオレンジジュースが出てきたこと以外は満足でした。

午後はスレイマニエ・モスクに向かいます。
完全に名前の通りなんですけど、オスマン帝国が最盛期だった時のスルタン、スレイマン1世の命で作られたモスクで、オスマン建築の最高傑作のひとつとも言われてるやつです。
簡単に言うと、上にあげた橋から撮った写真に映ってるでっかいモスクです。
丘の上に立ってるから目立つし、適当に登っていけばつくやろ…と思ってたら本当につきました。フラグではないです。
前回ここに来たときは確かタクシーを使って、なんか大統領が来てるとかでめちゃくちゃ混雑してた気がするんですよね。こんなに近いのになぜタクシーを使ったんだろう…

ということで到着。

とにかく大きなモスクで、普通に写真撮ってたら画面に収まりきらないですね。
バカなのでデカい建物を見るとすぐ感動してしまう。
そして内部。

ここに限ったことじゃないんですが、モスクの内部って外と空気が全く違ってて、観光地化されていたとしてもそこに日常としてお祈りに来る人がいて。信仰とはだいぶ縁遠い僕でもわかるくらい神聖な感じを受けます。イスラム建築、というかモスクを観るのは割と好きなんですけど、この空気が好きっていう部分もあるような気がします。
そういう空気をツアーで来たであろう日本人のおばちゃん3人組がめっちゃ騒いで台無しにしていたので若干気が滅入りました。

ちょっと紅茶飲んで休憩してから次の目的地、ブルーモスクへ。
ブルーモスク、スルタンアフメトモスクとも言いますが、旧市街の観光の中心地にあってイスタンブールを代表するモスクと言えるかもしれません。

中に入ろうとしたら、礼拝の時間なので観光客はこの時間入場禁止とのこと。

あくまで礼拝の場なのでおとなしく時間まで待ちます。

このモスクは17世紀の初めに建てられたらしいですが、400年以上経って、世界的に有名な観光地になっても、イスタンブールの人々の日常がここで行われているってことそれ自体が素晴らしいことだなと思ってしまいます。

礼拝の時間も無事終わったようなので中へ。ここで気づいたのですが、ブルーモスク、絶賛改修中なのですね。ミナレットが改修してるのは外から分かったんですけど。

モスクの中に入ると改修の影響でドームやステンドグラスなどはほぼ見ることが出来ず、ささっと出てきました。

もちろん改修は必要なんですけど、早く終わるといいですね。
次はアヤ・ソフィアの中(博物館になっています)に入ろうかな～と思ってゲート近くを見ると人が全然いない、どころかゲートが閉まっている。どうやら最終入場は16時までだったみたいです(礼拝が終わってブルーモスクに入ったのが16:10くらい)。
完全に調べなかったのが悪いんだけど、早くないですか？
初めてのイスタンブールでこれだったらめちゃくちゃ凹みますが、2回目だしいいか…と自分を納得させました。いやよくないけど。

その後はホテルでちょっと休憩してからもう一度ガラタ橋周辺に。
また来たのは単純に夕暮れ時の街並みを見たかったのと、写真撮りたかっただけです。

その後はガラタ橋に。これも夜景を見たかったのと、写真撮りたかっただけです。
同じ考えの人が多かったのか、昼にもまして人が並んでいました。とはいえ(昼の教訓もあるので)並ぶしかなく、3-40分くらいは並んでた気がします。
入場するときに三脚は持ち込み禁止だといわれ没収されましたが、元々使う気がなかった(テラス部分は狭すぎて使えないです)ので預かってもらえてラッキーだなと思いました。ってか禁止ってどこにも書いてなかった気がするんだが…

ひとまず夜のイスタンブールを眺めて、何枚か写真撮って降りてきました。




その後はやることもなかったのでホテルに戻って荷物整理してから夕食でも…と思っていたら3時間くらい爆睡していて、気づいたら23時になってました。
もう晩飯はいいかな…とも思いましたが、次の日にはイスタンブールを発つのにお願いされてたお土産を買ってないことを思い出し(ずっと覚えてはいたんですが夕食時に買えばいいやと思っていた)、この時間にそもそもお土産屋ってやってるのか？と思いつつホテルを出ます。
幸い開いているお店を見つけたので、お土産を買って、外に出たからにはってことで夕食も食べてから寝ました。

1回寝落ちしてしまったので朝4時にはガッツリ目が覚めてしまいましたが。
次はヨルダンへの移動日。続きます。