その分現金でくださいよ。

他人の好意を台無しにするブログ

『デスノート Light up the NEW world』

を観てきました。クイズ大会出ないと漫画買った時か映画観た時しかブログを更新する機会がないですね。

本当は公開初日に行くつもりだったんですけど、予定が合わなくて今日になってしまいました。
レイトショーで1番後ろの列をとったんですが、横に2連席になってるカップルシートがあって、そこにカップルが2組やってきていちゃつき始めたので公開前からイラっとしてしまいました。 もう最後列はやめます。

開始5分くらいで渋谷大量殺人と言いながらロケ地がどう見ても元町の大丸前で笑ってしまいました。
あそこは夜誰も居ないしエキストラたくさん呼んで撮影しても迷惑になりませんからね。 
街中でデスノートと死神の目を使って無差別殺人を行う川栄李奈さんのキチガイ感、予告映像でも押し出してたし割とハマってて良かったんですけど、速攻で死んでしまって何やねんって感じになりました。
6冊ルールを押し出してた割には特に何の盛り上がりもなくサイバーテロリストが4冊集めてたし、残りも警察が押収したやつと竜崎が元々持ってたノートだったので結局警察と竜崎と紫苑以外は蚊帳の外って感じだったのが勿体無いなと思いました。
6人所有者がいて殺しあったりしたら2時間じゃ収まらないと思いますが、じゃあ6冊で話作るなよとしか言いようがありませんでした。一応6冊全部集めてどっかに封印したら今後デスノート事件は起きなくなる(はずな)ので意味はあるんですが…。
 展開自体はおおっと観てる側を欺く場面もあったのですが『所有権を失って別のキラ信者にノートを渡す』『既にノートに名前を書かれているからデスノートでは死なない』などの展開は今までの作品でやってますし、完全オリジナルの続編としての目新しさに欠けていたのかなと思います。それだけこれまでの作品群が素晴らしかったと言えばそれまでなんでしょうけど。

あとは主要3人では竜崎のキャラがいまいち一貫性が無かった気がします。Lの遺伝子と意思を継ぐ割には天才っぽい場面が無かったですし、じゃあキラを許さない意思は持ってるのかと言えばなんか最後馴れ合ってしまってるし、なぜか死神と仲良すぎだしちょっとよく分からなかったですね。最後の方に関してはデスノートに書かれたとかかも知れませんがそれはそれで雑魚すぎですね。役者が良いからそれなりに魅力のあるキャラには見えるんですけどね。

良くも悪くもデスノートっぽくない作品になってるのかなと思います。
天才同士の戦いっていうイメージより、ノートという殺人アイテムがある世界での刑事ドラマ、といった方が適切かも知れません。まぁ最後メイン3人がいる廃ホテルに軍用ヘリで機関銃ぶち込むのはどうかと思いますが…。
Lや月が遺伝子を残してブレード・チルドレンみたいな子供を残してたことや、死神大王が新たなキラを生み出そうとしているみたいな設定はあまりデスノートの世界観にそぐわないような気もしました。
この世界の死神ってそんな人間界に興味ないと思いますし。
ネットでやたら賛否両論ですが、単体の映画としてはそこまでつまらないとは思わなかったもののやはりハードルが高すぎたというのはあると思います(10年も経って続編出したんだからハードル上がるのは当たり前ですが)。スター・ウォーズでいうエピソード1みたいな感じなのかも知れません。
ドラマ版は最初不安視されつつもしっかり魅力を出していたので尚更ですね。 

ミサの最後のシーンは原作の「実現不可能な事をデスノートに書いても単に心臓麻痺で死ぬ」というルールを(多分)盛り込んでいてすごく印象的だったので、コレだけでも観る価値があるかも知れません。やっぱり戸田恵梨香さんなんだわ。

余談ですが某死神の声優が沢城みゆきさんで素敵でした。やっぱり(ry


来週は『溺れるナイフ』を観て小松菜奈さんに魅了されてきたいと思います。