その分現金でくださいよ。

他人の好意を台無しにするブログ

師走

12月になりました。寒いですね。

6年生は病院実習がもう無いし患者さんに伝染す危険がないからという身も蓋もない 理由でインフルエンザの予防接種を学校で受けられないそうです。冷たい。
と言うことで 自分で行ってきました。少なくともここから2月までは健康でいたいものです。



ヒーローズとかいうなぜかセブンでしか売ってない漫画雑誌でやっている、クウガの舞台を2015年に移し漫画版です。
まぁ『クウガ』という作品(2000年にやってた方です)がオダジョー演じる五代雄介というキャラクターあってこその作品なのは間違いないですし、それがない『クウガ』っていう時点で賛否両論が約束されているんですけど、漫画という表現媒体を活かしたグロンギのデザイン(特撮では着ぐるみの都合上無理なこともありますよね、バヅーの脚とか)だったり、原作では実現しなかった『クウガ』と『アギト』の繋がりなんかはファンだからこその見所と言えるんじゃないでしょうか。間違いなく別物なんですけど、『クウガ』ファンが楽しく読める作品じゃないかと思います。次巻も楽しみですね。今月末だけど。


http://borntobeblue.jp/
 
あと今日はシネ・リーブル神戸さんで『ブルーに生まれついて』を 観てきました。

演奏とルックスでチヤホヤされるもドラッグ絡みのトラブルを起こして転落しつつあるチェット・ベイカーの再起をかけた人生を描いた映画です。
別にジャズが好きなわけでも詳しいわけでもないし、『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』って言われても大統領やんD4Cやんとかいうレベルの感想しか出てこないんですが、まぁ予告が面白そうだったので。
予告だけは面白い映画なんていくらでもありますけどね。

まぁとにかく主演のイーサン・ホークのヤク中の演技がうますぎる。
とろんとした目、なんかフラフラした動き、喋り方までジャンキーそのものでした。 こいつ本当にやってるんじゃ…別に離脱症状がキツいみたいな描写が多いわけではないのですが、伝記映画ってだけでなく、薬物依存の怖さっていうのも伝わってきました。まぁこの時代のミュージシャンなんて大体みんな何かしらやって(ry

薬以外の感想も書きますが、何を失っても音楽をやりたいっていうチェットの気持ちってある意味狂気で、麻薬なんかよりよっぽど怖いなって思いました。前半からずっと支えてもらっていた恋人ってか途中から婚約者のジェーンを失うと分かっていて、バードランドでの大一番でずっとやめてたヘロインキメて演奏しちゃうんですよね。「俺はクソみたいな仕事がしたいんじゃなくて音楽がやりたいだけなんだ」って言ってましたが普通そこまで振りきれないですよね…。
観にきていたジェーンが演奏を聴いて彼がドラッグをキメている事を悟って去ってしまうシーンは切なかったですね。
芸術を追い求める余り狂ってしまう感じ、今まで観た映画だったら『ブラック・スワン』とか『セッション』みたいな感じでしょうか。チェットはドラッグまで絡んでるから余計タチが悪いですね。

他の観客がいかにもジャズ聴いてらっしゃるようなおじさまおばさまばっかりで居心地は悪かったですが、チェット・ベイカーという人間の激しくて悲しい生き様を上手く描いていたと思います。ってか死ぬまでヘロイン辞められなかったんかい。