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他人の好意を台無しにするブログ

ぐらんぶる

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 青い海、聞こえてくる潮騒、照り付ける陽射し――国内でも珍しい離島にある大学に入った伊織の目標はただひとつ。それは気のあう友人や可愛い女子と<キラキラな大学生活>を送ること。なのに――「何かおかしい」最初に異変を感じたのはオリエンテーションの朝。伊織はなぜか服も記憶もなく大学の講堂の前で目覚めてしまう。やがて同じ境遇に陥った無駄にイケメンなアニメオタク・耕平と出会い、共にある場所にたどり着く。そこは常識が通用しない“無法地帯”、超ぶっ飛んだダイビングサークルだった!狂暴なクーデレいとこ、どシスコンのお姉さま、エロい先輩、はたまた激ケバギャルも!?

大まかな話の内容は知りつつ原作やアニメ版には触れたことがなかったんですけど、今回実写化するにあたって竜星涼くんと犬飼貴丈くんがメインキャストを務めると知って「これは絶対面白くなる!」と期待していた作品でした。

ニチアサのオタクをやっていると無駄に若手俳優が気になってしまうのですが、特に犬飼くんは『ビルド』の時から演技の上手さが際立っていたし、コメディパートでのノリも面白かった。そして顔が良い(ここ重要)。竜星くんも『キョウリュウジャー』の時から演技良かったですし、同作中で思いっきり服脱いでたし適任でしょう。そして顔が良い。

 

実際観てもかなり期待通りの作品で、とにかく主演2人とダイビングサークルの屈強な男たちのバカなノリが最高でギャグパートがひたすら笑える。こういう作品っていかに振り切れてるかがそのまま面白さに直結してると思うんですけど、演者の皆様が完全にゲージ振り切れていたのがかなりの高評価。宴会の場面での裸踊りが完全に素面でやってるとは思えないテンションなのもそうなんですけど、顔面崩壊させたエキセントリックな叫び声がすごい。佐藤太郎か?

振り切った演技だけじゃなく、伊織と耕平による軽妙なテンポの掛け合いも面白くて、改めて主演2人のスペックの高さを実感しました。というか完全に『ビルド』の番組紹介のノリなんですよね。あと耕平がキモオタクのキャラクターなので、犬飼くんが完全に役柄を理解してた感があるのがめちゃくちゃ面白かった。

(なぜか出てきた)『ダリフラ』のイチゴとゼロツーに礼拝してたり、依田ちゃんに踏まれてめちゃくちゃ喜んでたり…普通の人がやってたら犯罪者だけど無駄にイケメンだから許されちゃうんだよなあ。

 

それでいてダイビングのシーンは真面目にやっていて、海中の映像が綺麗なのでふざけたテンションの映画の中に締まりがあるのが上手いなあ、と感心しました。というか他はほぼ全部裸の男の汚い映像なのにずるいでしょ。

ヨルダンに行ったときに体験でダイビングやって、機会があればライセンスとか取ってみたいという気持ちはあるんですけど、こういうの見せられると真面目に検討してみようかなと思ってしまいますね。

 

そして映画観た人はみんな思ってると思うし今更なんですけど、与田祐希さん可愛すぎませんか?演技の発展途上感は否めなかったけど。

 

単体のコメディ映画として上質だったし、ニチアサファンとしても楽しめたので観に行って良かった作品でした。