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他人の好意を台無しにするブログ

仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ

vcinext-kamenrider-zio.jp

 

2週間限定の先行上映がもうすぐ終わる!というところで平日休みをもらえたので映画館に行ってきました。菖蒲とかいう行ったこともない映画館だったので人もいませんでした。

Vシネ限定フォームであるゲイツマジェスティの姿が最初に発表された時、スーツがあまりにもやっつけ作業感(なんせ全身にライドウォッチそのまま付けただけですからね)あって不安しかなかったのも確かですが、救世主伝説は刮目しないといけませんからね。

 

2018年9月──それぞれの進路を決めようとしている、ごく普通の高校生たち。
柔道でメダルを取る夢に向かって練習に励むゲイツ、「王様になる」などとふざけた夢を語るソウゴ。そして、ゲイツがひそかに恋心をいだくツクヨミ
しかし、試合中に再起不能の怪我を負ったゲイツは選手生命を絶たれた。傷心の彼に、謎の青年がウォッチとドライバーを差し出して言う。
「私はウォズ。君を救世主に導くためにやって来た。そうでないと、常磐ソウゴが最低最悪の魔王として、その名を轟かせる」
さらに、クラスには海東大樹と名乗る転校生も現れ……
入り乱れる陰謀、二重三重に張りめぐらされた罠。高校生たちが導かれていく先にはどんな未来が待っているのか?

 本編最終回でソウゴくんが世界を作り直しちゃったので、戦いの記憶がない普通の高校生にウォズが絡んで記憶を取り戻してあげるところから始めないといけないのがこの作品の後日談のめんどくさいところだと思うのですが、このVシネ1時間ちょいしかないのに普通の高校生パートがやたら長い。

 

この作品には過去作からのいわゆるレジェンドキャストが4人も出演しているのですが尺の煽りを食らってか殆ど顔出しただけ出演。

ディエンド/海東大樹はさすがに本筋に絡んでましたけど、他3人は果たして必要だったのか???レベル。

本編で巧拙に差はあれどしっかり過去キャラに踏み込んでたのを1年見せられたのに、今更このレベルの顔見せでオタクが満足すると思っているんでしょうか。

いっそ開き直って釈由美子連れてきたほうがよかったんじゃないか?

過去作キャラを使う全ての作品に言えることだと思うのですが、とりあえず出せばいいってもんじゃないぞ。柔道大会やってる場合か。

もちろん出ていただけたことはありがたいんですけどね。

 

ライダー本編に対するVシネマというシリーズには、「本編を踏まえた上でのキャラクターの成長だとか、新たな一面」を期待しているんですけど、(なんせ半分以上は柔道の話なので)本作品からはそういう部分は感じませんでした。残念。

 

あと我らが魔王を演じる奥野壮くんの覚悟決め切った魔王モードの演技がめちゃくちゃ好きなので本作品でも期待してたんですが、なぜかジオウに変身しても普通の高校生モードだったのでちょっとがっかりでした。普通に考えてあの場面で記憶戻らないのおかしくない?

おそらくは次にあるだろうVシネ第2弾の布石なんだと思います。やるのかな?

 

余談ですが、恐竜グリードやアークオルフェノククラスの怪人をモブキャラのように使い捨てる東映さんお得意の描写にもさすがに慣れてきましたね。

 

おしまい。