石原夏織 AUTUMN EVENT「ONE DROP」
何かの拍子に誘われてから、声優の追っかけみたいなことを始めて約2年経ったことに自分でも驚愕しつつ、石原夏織さんの秋イベント「ONE DROP」に参加して参りました。
昨今の情勢を鑑み、楽しみにしていたお呼ばれ会も生電話チャレンジと言う名のオンラインイベントに変更となり、2ndアルバムのリリイベも同様にオンラインだったので、所謂会場でのイベントはツアー千秋楽以来の7ヶ月ぶり。随分間が空いたなぁ。
いや普通っちゃ普通の生活なのですが。
いろいろあって3部制での開催になり、折角なので3回全てに参加させていただきました。
MCは石原さんとの共演作も多く、やたら仲睦まじい様子を見せてくる本渡楓さん。そういう営業を尊ぶオタクではないですが微笑ましいのは間違いない。
顔面がとろけてなくなったりはしませんが、溶け合う2つの光を感じました。
内容は豪華賞品を賭けたゲームと新曲3曲のお披露目会。
ゲームは1回目がお絵描きゲームと観客を騙すゲーム(言い方が悪い)、2回目が本渡さんとのアソビ対戦3本勝負(5番勝負じゃなくて本当に良かった)、3回目は本渡さんとのクイズ5問勝負でした。
クイズ5問勝負は開幕石原兄からの出題で、子供の頃観ていた土曜7時半のアニメ…ニチアサ枠じゃない朝アニメならデビチルとかモンスターファームとかかな…と思ってたらほんまにデビチルで勝手に同世代を実感してました。宮崎は絶対放送時間違うと思うけど。
2問目はビデオ出演の天津向さんから出題のクイズ。
普通に本格的なやつで分からなかった。「勉強」になりました…。
3問目と4問目は観客とスタッフへのアンケートをネタにしたクイズ。
自分で自分のチャームポイントを「いい人」だと答えていた石原さんに対するスタッフの「ここは直してほしい」ランキング1位が「特になし」で平和な感じの雰囲気に包まれていました。石原夏織は絶対性格良い!
5問目の「3人の登壇者の中から本物の占い師を当てる」というBSスカパーの番組で何回も見たクイズが個人的に面白かったです。
Aの人だけ見た目が明らかに不審人物でこれが正解はさすがにやりすぎだろ…と思ってたら本当に正解で逆に驚いてしまました。
しかもゲッターズ飯田の弟子ってことでまたびっくり。
仮面みたいなやつがあからさまに怪しかったけど、さすがに寄せすぎだと思うじゃないですか。
ちなみにこの人でした。
新曲お披露目会はその名の通り2ndアルバムから新曲を各回3曲披露してくれました。
1. フィービー・フィービー
2. Water Front(1回目)→キミしきる(2回目)→夜とワンダーランド(3回目)
3. SUMMER DROP
新曲が8曲だったから、各回別々の曲をやってくれるのかな?と思っていたら1曲目と3曲目が固定で、2曲目のみが各回違うという形になりました。
『フィービー・フィービー』は石原さんの曲らしい前向きな歌詞で「Feelin' Good」のところの歌い方が可愛いな~と軽薄な感想を抱いていたのですが、ライブで披露されるとダンサーと創るキュートなダンスも相まってまた違った魅力があるなと思いました。
「観客のみんなと踊れるように振り付けを考えてもらった」とのことで2回目は軽く練習もしました。振り付け動画が配信される(はず)なので楽しみにしています。
3曲目の『SUMMER DROP』は夏を感じさせる明るいメロディーラインの曲で、とてもステージ映えする曲だな、と思いました。MVが公開されていますが、この曲のダンスも可愛らしいですよね。どことなく韓流アイドル感がしますが。
『Water Front』は悲恋がテーマの珍しい曲。本人が「歌っている中でこんな自分もいるんだな、と思えた」と話していましたが、『フィービー・フィービー』や『SUMMER DROP』といった明るい曲から本曲みたいなテイストの楽曲まで歌い分ける、曲ごとに込められた感情まで演じ切っている点が声優アーティストとしての石原さんの魅力だと改めて感じます。30年弱の人生で固まりきった価値観でしか世の中を見ることができない我々一般人と違って「演じることで自分の新たな一面に気付ける」というのは表現者の方ならではの体験だと思うので、割と羨ましくもあるんですよね。
勿論音源は聴いているんですけど、ライブとなると表情や動きも曲ごとに切り換わっているのを感じ取れるし、より一層曲ごとの感情の移り変わりを楽しめました。
2回目で披露された『キミしきる』は個人的に1番聴きたかった曲なのでやってくれて本当に良かったです。
いつもうるさくてくそ早い音楽ばっかり聴いているので、この曲のようなスローテンポのバラードを好きになること自体が殆どないのですが、やなぎなぎさんが綴る歌詞を聴いた瞬間「この世のどんなことよりも優しい歌詞だ…」と4部承太郎みたいな気持ちになり、その歌詞が石原さんの澄んだ歌声に乗った結果、アルバムで1番好きな曲になりました。
歌い出しの時点から「そのままの君でいて」というメッセージが優しい歌詞とメロディで包まれていて、僕が長男だったら泣いてしまいそう。まあ実際長男なのですが。
3回目の『夜とワンダーランド』は疾走感のあるクールなロックサウンドで会場を盛り上げていました。やっぱ元々はこういうのが好きなんだよな。
ゲームコーナーもミニライブも3回分がっつり楽しんだイベントになりました。
絶対中止になるだろ…と思いながら申し込んだので正直2週間くらい前まで本当に開催されるのか半信半疑でしたが、開催されて良かったです。
声出し禁止とか前後左右1席空きとか制限はありましたが、こうやって少しずつ日常が戻ってくるのは嬉しいですね(声優イベントに行くのが日常なのかどうかは置いといて)。
11月には5thシングルが発売、2ndライブの開催も発表されましたし、これからも楽しく追っかけ活動していきたいと思います。30までは。
おしまい。