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他人の好意を台無しにするブログ

『色づく世界の明日から』『凪のあすから』コラボ展

こんばんは。

最近『天気の子』『劇場版仮面ライダージオウ』とアクの強い映画を立て続けに観てしまい胃もたれしています。みんな是非どっちも観てくださいね。

有楽町のマルイで開催されている『色づく世界の明日から』『凪のあすから』コラボ展というものに行ってまいりました。
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今まであんまり意識したことなかったんですけど、マルイってアニメの展示会とかコラボショップとかよくやってるんですね。
先日も上野で『三ツ星カラーズ』となんとか生活のコラボショップに行ってきたところです。

『色づく』はまぁ前に書いた気持ち悪い記事を読んでもらえば分かる通りもちろん好きなんですけど、『凪あす』は以前(4-5年前だと思う)徹夜で上映会した時に多分1クール終わったくらいで寝ちゃって、話全然覚えてないというか知らなかったんですよね、恥ずかしいことに。
結局その後続き観ようとは思ってたんですけど機会がなくて。

なのでこの展示会が発表されたときに一気に観てみました。最初から。
感想を語ると長くなっちゃうので適当にぼかすと前(1クール目だけ)観た時とはまた違った感じを受けたり、こんなに人間関係拗れてたっけ…と思ったり、前(1クール目だけ)観た時には1mmも思わなかったけど姉ちゃんめちゃくちゃかわいくない?と思ったり。姉ちゃん、良くないですか?

会場に入ると両作品のキャラクターの設定画や原画、台本や絵コンテが展示されていました。
写真OKだったのでいろいろ撮ってみたんですけど、作中の印象的なシーンの原画を見るだけで、観てたときの気持ちを思い出しちゃったりしますね。

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これとか。よく見ると僕の手写ってんな。

キャラクターだけじゃなくて、背景や風景の絵も展示されていたのが個人的には嬉しかったです。
『色づく』を観ていて(ストーリーとかキャラクターは共通認識として)思ったのが、風景描写、特に空が本当に綺麗で、それが作品の主題にちゃんと活きているんですよね。
何年か前から、ちゃんとしたカメラで写真を撮るようになってから、空の色、特にいわゆるマジックアワーなんて言われる時間帯の空の色をなんとなく意識するようになった(『天気の子』は関係ありません)のですが、P.A.WORKS作品のマジックアワーの空の描写って、もはやリアルより綺麗なんじゃないかって思ったり。
僕が「深夜アニメ」というものを観るようになったのはそれこそP.A.WORKSの『花咲くいろは』という作品がきっかけなんですけど、アレもやたら空の描写が綺麗なんですよね。2期OPの最初と最後とか。
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展示されていたのがこれ。空の色合いだったり、雲の形だったり、ひたすら美しい。
『色づく』は、主人公の瞳美ちゃんが色を取り戻すことで世界の美しさを知るお話なので、色を取り戻してから見るであろう風景が美しくなければ説得力に欠ける物語だと思うし、こういう風景を描ける制作陣だからこそ成り立つ作品なことは間違いないんですよね。自分たちのストロングポイントをちゃんと理解した上で、そこを最大限に活かした作品を作ってくれるということそれ自体に好感が持てます。P.A.WORKSを信じろ。

ここまで空の話しておきながらもはや空でも何でもないんですけど、祈念坂の絵も好きなので貼っておきます。
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良くないですか?

『色づく』が空なら(いや空だけじゃないと思うけど)、『凪あす』だとやはり印象的なのは海の中の村、汐鹿生の風景でしょうか。
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多分これアニメ本編で使われたものではないと思うんですけど、空と海が重なった(ここORANGE RANGE)部分とか綺麗ですよね。汐鹿生のモデルは結婚式挙げるならやりたい(女なし)場所個人的ナンバーワンであるところのサントリーニ島(多分ね)で、本当にいつか行きたい場所なので、そういう意味でもこの海の村に対する憧憬みたいなものはあります。俺は木原紡。

設定画のコーナーを抜けると、絵コンテとパネルの展示。
絵コンテは各作品3話分くらいが置いてあって、本編ではカットされたシーンがあったり、各シーンでのキャラの表情の意味なんかが書き込んであったりしました。流石に全部隅々までは読めなかったんですけど、『色づく』の最終話で瞳美が1話で会ったクラスメイトと何を話したのか(本編ではEDに入っててセリフがなかった)なんてことが知れたりして興味深かったです。
パネルは、本編の印象的なシーンが何個かセレクトされており、しかもセリフが聞こえてくるという演出もあって、ここが一番滞在時間長かったかもしれないですね。

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最後はフォトスポットとメッセージボード。1人で来たのでフォトスポットは使いませんでした。いや複数人で行っても使わなかったと思いますが。

メッセージボードには、両作品でメインキャラを演じた石原夏織さんや、インフィニットの永谷社長(いつもありがとうございます)をはじめ、たくさんの両作品のファンからのメッセージが貼っつけてありました。どちらの作品も本当に深く愛されているのが伝わってきてP.A.WORKSさんありがとうという気持ちになりましたし、「韓国から来ました」とか「ドイツから来ました」とか海外の方からのメッセージが散見されたのが驚きでした。海外にもP.A.オタクっているんやなあ…。

展示を楽しんだ後は『色づく』の謎解きゲームで遊んでみました。
店内をちょこちょこ移動しないといけないやつで、マルイの買い物客に混じってうんうん唸ってるオタクがそこら中にいる(僕含む)異様な光景が展開されており、謎解きも以前1回誘われてやったくらいであまり慣れているわけでもなく途中で迷走したりもしたのですが、なんとか正解できました。
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謎解きの内容も『色づく』の世界観に寄り添っていた感じで、プレイしていて楽しかったです。

総合して、これ無料でいいの?ってくらい楽しめる展示会でした。
こういう展示会をやってくれること自体ありがたいですし、両作品共にたくさんの人に愛されているんだなということを改めて実感しました。
入ってすぐのところに篠原監督のあいさつがあって「長く愛される作品を目指して作った」ということが書かれていたのですが、『凪あす』はもうそうなっていると思います(僕が観たのは2019年ですけどね)し、『色づく』も多くの人にとってそういう作品になってくれればな、と1人のファンとして思います。
アニメに限らず、流行り廃りの激しい昨今ですが、本当に「愛されている」作品っていうのは、今だけでなく何年経っても「僕はこの作品が大好きだ」と思ってもらえる作品だと思うし、これからそう思える作品にたくさん出会えたら幸せだな、と思います。なんか前も同じようなこと書いた気がする。

『色づく』は舞台の長崎でなんかイベントとかやってくれたらいいなーって前から漠然と思ってたんですけど、本当に長崎でトークショーをやるみたいなので、参加できたらいいなあ。
元々もう1回長崎行きたいって思ってたこともあって、めちゃくちゃ楽しみにしています。

おやすみなさい。