その分現金でくださいよ。

他人の好意を台無しにするブログ

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』

サイコパス映画を観て犯罪係数が高まったので健常者の心を取り戻すためちまたで話題の恋愛映画を観てきました。

http://www.bokuasu-movie.com

まぁ単純に主演の2人のファンだからですけどね。
福士蒼汰くんは出世しすぎてもう2度と仮面ライダーとか出てくれなさそうですね。
小松菜奈さんは3年くらい前のdビデオのCMで初めて見てからファンなんですが、本当に最近の若手女優だと存在感が飛び抜けてると思います。溺れるナイフの時も同じようなこと書いた気がしますけど。

ストーリーは平たく言えば今まで1回も彼女がいたことが無い(福士蒼汰がやっても説得力がない)主人公が電車の中でこれまた今まで1回も彼氏がいたことが無いヒロインに一目惚れ(小松菜奈がやっても説得力がない)して声をかけて交際をスタートさせて云々、みたいな。

身もふたもない感想ですが2010年代を代表する(私見)美男美女が初々しいカップルを演じて無限にイチャついてるだけで観てるこっちも無限にニヤニヤしてしまいましたね。毎回の事だけど1人で観に行っててよかった。隣に来た女性3人組に怪訝な目で見られたけどよかった。

完全なネタバレですが(公開して1ヶ月経った恋愛映画を見たいと思うような人はこのブログ読んでない気がするから大丈夫でしょう)この2人の生活する時間の時間軸がすれ違っていて、 高寿にとっての未来は愛美にとっての過去であり、ついでに言うとお互いが会えるのは30日間しかないという事実が(理由は有耶無耶ですがそう言うのを追求する作品ではありません)中盤で発覚します。途中まで観ててベンジャミン・バトンみたいな感じなのかな?と予想してたらちょっとだけ違いましたね。

この事実を愛美は最初から知っていたのですが、その事実を考えると今までの愛美、というか演じている小松菜奈さんやっぱすげえな、って改めて思いました。前半は他人行儀な振りをしつつ物凄い慣れていた感じを出しつつ高寿にとっての「初めて」では(全部彼女にとっては最後だから)涙を流し、高寿にとっての29日目や30日目ではすごく緊張した感じが見事に伝わって来ました。本当に存在感と才能のある女優さんだと思うので、これからも陰ながら応援していきたいですね。

和歌山のライバルとは逆に恋愛映画アレルギーみたいなところがあって、 映画館に観に行くなんて数年前は考えもしなかったのですが、終盤で愛美が涙を堪え…きれてなかったけど「また明日会えるよ」って言ったシーンでは不覚にもとぐっと来てしまいました。back numberの主題歌と合わせていい映画だったと思います。

因みにお気に入りのシーンは愛美が髪の毛を後ろで纏める時に見えた首筋の曲線美です。素晴らしい。
残念なことに参考資料はありません。