2022年5月振り返り
ご無沙汰しております。
内科専門医試験、ようやく終わりました。
そして試験が終わった瞬間女性声優の対面イベントに行きました。
試験というものをまともに受けるのが5年ぶりということで、準備期間はそうでもなかったんですけど本番はかなり疲弊しました。
勉強していた期間も、自分の集中力・物覚えはだいぶ落ちてきているんじゃないかな、と老化を感じることも度々ありました。
それはそれとして、自分の仕事は客観的に業績が評価されることもまったくないし、査定なんかも一切ないので、いわゆる「自分に点数がつく」経験自体も5年ぶりで変な緊張感がありました。
今の仕事も6年目になりますが、自分が本当に求められている仕事をちゃんとできているのか、正直よくわかっていない部分があるんですよね。
まぁこの試験の出来不出来とちゃんと仕事やってるかどうかはほぼ関係ないと思いますが…。
結果が出るのは7月末なんですけど、どうなることやら。
あとQMAプレーヤー時代の問題回収経験を活かして可能な限りの問題再現をしたので、欲しい人がいたらあげます。
ここで言って何の意味があるんだ。
映画
①『理由なき反抗』
ジェームズ・ディーンの数少ない主演作という知識しかないまま観たけど、かなり面白かった。1955年の映画ですが、現代の目線から見てもしっかり没入できる。
若さゆえの視野狭窄を自覚しながらも自分では衝動をどうにもできない不安定さと、家族がロールモデルになってくれないことへの失望がジェームズ・ディーン演じるジムからひしひしと伝わってくる。自分ではコントロールできない刹那的な衝動による苦悩の物語はいつの時代でも共感を得やすいんじゃないかなあ。
同じように家族との関係に問題を抱えて、たまたま同じ日に同じ警察署にいたジュディやプレイトーと関係を紡いでいくのも良かった。
喧嘩やチキンレースのシーンの迫力と言い、70年近く前の映画とは思えなかった。
②『シン・ウルトラマン』
実は『ウルトラマン』は観たことないんですけど、映画が始まるや否や目がアンバランスゾーンに誘われるBGMと共に『ウルトラQ』の怪獣たちがハイライトで紹介されて先制パンチを食らった気分に。あそこだけYouTubeで配信して新規観客増えるか???
ウルトラマンで「人間の底力」みたいなものを描くならそりゃあ『Q』の要素は外せませんよね。ウルトラマンに対する重すぎる愛が随所から見受けられる作品だったし、ウルトラマン斎藤工の超然とした演技も面白かったです。あとメフィラス。
巨大長澤まさみとかゾーフィ拾ってくるとかちょっとネタに走りすぎだろと思った部分もありましたが。
③『バブル』
こういう作品は映画館で観るに限る。
…のは間違いないんだけど、ストーリーも薄味だし「???」となる展開が多かったし、キャラも正直魅力が伝わらないまま映画が終わってしまった。
人魚姫モチーフなのは十分すぎるほど伝わってきたけど、演出もちょっとくどかった印象。
バトルクールのシーンを見て「この技術でもう1回『エア・ギア』をアニメ化してくれないかな…」ってずっと思ってたんですけど「バブル エア・ギア」でTwitter検索したら同じようなことを思っていたオタクがたくさんいて笑いました。
④『犬王』
なんか聞き覚えのある琵琶の音に、早見沙織さんみたいな声をしてそうな女性が壇ノ浦で入水しているシーンを見て「あれ?」と思いましたが、そもそもこのアニメは原作があったんですね。しかもアニメ『平家物語』の底本と同じ人が書いた小説。
半ばミュージカルのようなアニメ作品でしたが、とにかくアヴちゃんの歌唱力とそれに乗せた舞の迫力が凄かったです。『ボヘミアン・ラプソディ』ばりに熱狂に包まれる庶民たちも面白い。
ストーリーの進行とともに異形だった犬王の身体が元に戻っていくけど、正直最初の手が長い時の方が舞の動きが独特で好きだった…というのは内緒。
というかこれ、百鬼丸ですよね???
読書
今月も1冊も読めませんでした。
『かがみの孤城』を読んで号泣していた友達(?)から辻村深月のおすすめ作品を紹介してもらったので、来月から何作か読んでみようと思います。
漫画
古書店で働く3姉妹の話、ってだけで面白そうだなと思って買いました(読んでみたら働いてるのは1人だけでしたが)。30歳を目前にして冬目景先生の描くめんどくさい女の子が可愛いなと思えるようになってきたし、今なら榀子のことも好きになれるかもしれない。
『やがて君になる』の作者さんの最新作。
本作を読んで改めて思ったんですけど、そんなに登場人物の台詞が多いわけではないのに、間や表情での心情描写が繊細ですよね。「バグ」による大胆な舞台設定と交わって、非日常が起こる世界だからこそ浮かび上がる日々の生活の暖かさが描けていたと思います。
特に第2話でそれぞれの登場人物がそれぞれ違う高さから夜明けを見る場面が、この作品ならではの表現になっていて良かった。
続きが気になる縦の要素もしっかりあって、今後も楽しみです。
ゲーム
試験勉強の合間(?)にちょくちょく『ELDEN RING』をプレイしていました。
いや、5月前半はむしろこっちがメインだったかもしれません。
猟犬ステップを使っても水鳥乱舞の回避が安定しなくて絶望しましたが、あらぬ方向に移動してしまうことが多かったので普通のローリングの方が安定することに気付いてからは致命傷で耐えられるようになりました。あとはダッシュジャンプ攻撃を使うとマレニアの索敵範囲外から先制攻撃できる(歩きからのジャンプ攻撃だと先に出の早い反撃をもらう)ことに気付いてから(ここまでに5時間くらいかかっている)はすぐ討伐できました。
余談
乱舞ノーダメ回避の練習のためにマルチに潜ってみたのですが、絶妙なラグのせいでまったく練習になりませんでした。
というか討伐成功率自体がめっちゃ低い。
あと本当にちいかわばっかだった。
マリケスになった瞬間の連撃で即死…を10回はやったと思いますが、至近距離や後ろにいれば当たらない攻撃が多かったので「全部の攻撃を敵に向かってローリングして避ける」というある意味フロムゲーの基本を頭に叩き込んで戦ったら倒せた。後ろに避けるとめちゃくちゃ狩られる。
あと遠距離攻撃は柱を上手く使えば避けずとも防げました。
前半はともかく、後半のディレイ祭りとしきりに距離を詰めてきて回復の隙を与えない攻めがエグい。いや前半もディレイは凄いんですけどね。
とにかくホーラ・ルーで防戦気味になるとジリ貧なので、ひたすら避けて殴るヤーナム戦法で討伐。このゲームリゲインないのですが…
とは言え攻撃をちゃんと避けられればしっかり攻撃する隙はあったので戦っていて楽しいボスではありました。
インターネットで「害獣」と呼ばれていることだけは知っていたのですが、まぁこれは言われても仕方ないよな…。まずこの特殊フィールドと半透明で無駄にデカい体のせいで距離感がつかみづらく、リーチ長い武器でも何回も空振りしてしまった。
そしてやたら遠くに移動して鬼畜な遠距離攻撃を繰り返す。
4連剣波とか攻撃後めっちゃ隙あるけど大体めちゃくちゃ遠くに移動してからぶっ放してくるから後隙の意味ないんだよなあ…
あまりに救えないので見た目と物理カット重視で選んでた防具もこいつの聖属性攻撃対策のために変更して、固定割合ダメージの黒炎戦技で挑むようにしたらすぐ勝てました。この戦技を賜ってくださった神肌のおふたりには頭が上がりません。
前座のラダゴンは流石にディレイが露骨すぎて動きが変だったのと、3連地面攻撃の3回目は結局最後まで確実な回避方向が分かりませんでした。空中でこっちの動きに合わせてくるくる回るのも不自然だったし、もうちょっとなんとかならなかったのかな…
その他
・新国立劇場バレエ団の公演を観ました
シンデレラ | 新国立劇場 バレエwww.nntt.jac.go.jp
バレエとの接点なんて『ダンス・ダンス・ダンスール』を今クール観ていること(しかも録画用のHDDが壊れて4話くらいで止まっている)しかないのですが、後輩に誘われたので鑑賞しました。
演目は『シンデレラ』だったんですけど、バレエってサイレント映画みたいに全く台詞ないんですね。それすら知りませんでした。
本当に何も知らないので特に語ることはないのですが、実際見てみると躍動するバレエダンサーはとにかく綺麗で、体幹が全くブレないのも恐ろしいなと思って見てました。あとは割とバレエ用に脚色されていて、義姉たちが割とコメディ要素を担ってたのも面白かったですね。なぜか男性が演じてたし。
・JAPAN JAM 2022に参加しました
どうやらアラサーはフェスに行く生き物のようなので、今年も参加してまいりました。
いつも聴いてるバンド以外では、coldrainが印象的でした。
炎炎の主題歌しか知らなかったし、ラウドロックというジャンルも普段ほぼ聴かないんですけど、MCで語られるコロナ禍という中で考えたこと、その中だからこそ出来た曲が本当にカッコよくてめちゃくちゃ盛り上がりました。
自分の好きなコンテンツだけを追うのも勿論良いんだけど、自分の観測範囲外にあったカッコよさに出会えるのはフェスみたいなイベントの醍醐味だなぁ、と思いました。バレエを見に行ったのもそうなんだけど、1人では飛び込んでみようとは思わないようなことに誘ってくれる人との関係は大切にしたいものです。
アラサーなので夏フェスの参加も予定しております。よろしくおねがいします。
明日から6月。
6月はここまであまりできていなかった読書に精を出していきたい。
あと『スプリガン』の配信が始まるんですよね。現代の技術で(しかもNetflixさんのお金で)世に送り出される皆川亮二ワールド、今から楽しみすぎる。