その分現金でくださいよ。

他人の好意を台無しにするブログ

30才

誕生日プレゼントはゴツメカイリューが欲しいです、と思いながらわんぱく6Vミニリュウの厳選をしていたら30歳を迎えてしまいました。

 

正直20代の途中辺りから自分の歳が曖昧になってきたし、何なら精神年齢で言えば20代前半で止まっているような気がするのであまり実感も感慨もわかないのですが。

この数年間は、自分のやりたいこと、に割と素直に従えた時期だったように思えます。それは独身なので金銭的にもそれなりの余裕があり、独身なので休日は自分の好きなように使えて、仕事にも慣れてきて日常業務から受けるストレスが減ってきたことと無関係ではないでしょう。ついでに若者特有の変な拗らせや勢い、虚栄心から黒歴史を量産することも減ってきた…気がします。

 

その一方で、「親」とか「家族」について考えることも増えてきました。独身なのに。

それは勿論人の親になるとは到底思えないような旧友がどんどん親になっていく報告を受け続けていることもあるし、父親が30歳だったにはとっくに僕が産まれていて、たぶん4-5歳だし、弟も産まれていて2児の父だったことをどうしても意識してしまうんですよね。当時の親の生活状況なんかをリアルに想像できてしまう(し、親も話してくれるようになった)ので本当に自分には真似できないなと思ってしまう。正直ゲーム禁止だとか(これは反動を産むのでお勧めしない)結構制約が厳しかったし、子供の頃はあんまり親にいい印象を持ってなかった時期もあったけど、その頃の父親が今の自分と同世代だと思うと本当に大変な生活の中で自分によくしてくれたと思えるし感謝している。こういうことを考えながら生活していると、轟くんが以前はただ憎んでいたエンデヴァーに対する目線が変わっていくところや、ミオリネさんが仕事を通じて父親の違う一面に気付くシーンがすごく感慨深くなる。こういう例挙げるとキリがないのですが、マジでおっさんみたいなのでやめておきます。

 

先日(到底人の親になるとは思えなかった)高校の同級生のお宅訪問をした時も、やはり生活リソースの殆どを子育てに費やしているのを目の当たりにしてやはり真似できないなとなりました。僕がしてあげられるのはふるさと納税の枠を使っておむつを贈ってあげることくらいだ。がんばれ。

その立場になってしまえばそれが日常になってしまうのかもしれませんが、思い立った時に好きな本を読んで、漫画を読んで、アニメを観て、映画を観て、ゲームをして、旅に出て、キャンプをして、声優のイベントに行って…という生活に浸っていて、どこまでも自分本位の生活しかしていないし、今更他人と生活リズムを合わせて暮らすことすら想像ができないので僕にはまだ早いな、という気持ちになる。こういうところが自分はまだ子供なんだな、と思う所以です。30代を過ぎてくると若いころは鬱陶しがっていたこのくびきが欲しくなると言っている人もいましたが、どうなることやら。(アラサーの皆さんは『傲慢と善良』を読みましょう)

 

とはいえ、他人は他人、自分は自分、という考え方ができるようになってこそのアラサー。別に羨ましくないです。

少なくとも今の自分は、自分のやりたいことに向かって生きていきたい。

ということで、30歳の1年間は、前々から頭の中では計画を立てていた世界一周旅行に向かって本格的に動き始める年にしようと思っています。もう職場や家族(とこのブログを読んでそうな人のうち数人)には退職の予定まで含めて伝えているので、よっぽどのことがなければ実行されると思います。

出発するのは今年の12月あたりを予定しているので、旅の殆どは31歳で迎えることになるとは思いますが。

ほんとはご飯が美味くて治安が良くて衛生状況も良くてニチアサが観れるし声優イベントがある日本でずっと定期的に収入を得ながら過ごしていて、1年に1回くらい旅に出る…みたいな生活が一番いいんですけど、行きたい国・場所が現在進行形で増えていくから仕方ないですね(ちょうど1年くらい前にマイマップというものを教えてもらってからちょくちょくマッピングしています)。

おそらく一生にそう何度とない旅になると思うので、自分のための記録と家族友人への生存報告、および不特定多数への情報共有を目的として何かしらの形でインターネットの海に垂れ流すと思います。たぶん別のブログができる。

そもそもこのブログを定期的に書く、という行為自体がいずれ旅に出た時のために定期的に文章を書くことに慣れる準備段階、のつもりだったんですが、結局どんどん筆不精になってしまったし、映画とアニメの感想しか書かないので意味があったのかは不明瞭です。

 

とにもかくにも、30歳の自分とも変わらぬお付き合いをよろしくお願い致します。