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他人の好意を台無しにするブログ

色づく世界のロフトから 第2回

こんばんは。

こまめに記録するいうことに絶望的に向いていないので、ブログ更新が滞りがち。
本当は色んな作品に触れるごとにメモ書き程度でも書いておきたいんだけど、だいたい毎日何かしら観たり読んだりしてるからほぼ毎日何かしら書かないといけなくなるジレンマ。
ラーメンとか麻雀の記事でも書きますかね。麻雀やったことないけど。
むしろ定期的にお題でも募集した方が書ける気がする。書くとは言ってない。

ということで久しぶりの記事は『色づく世界の明日から』のトークイベントです。
前の記事は石原夏織さんのライブだったので、ただのオタクブログ化しつつある。

年に1-2作、もしかしたら数年に1作くらいの頻度で「多分この作品は死ぬまで好きって言い続けるんだろうなぁ」と思えるような作品に出会うのですが、この『色づく』はまさに僕にとってそんな作品になりました(最近だとエグゼイドとかルパパトとか、小説だと『ハーモニー』が入るかな、刊行は2008年だけど)。

もうどこが好きかと言われたら全話再生しつつ無限にしゃべってしまいそうな勢いなのですが、美麗すぎる風景描写だったり、瞳美が自分の世界に色を取り戻すまでの成長だったり、瞳美と琥珀の「孫と祖母だけど大切な友達」という関係性だったり、あらゆる点が僕の心を掴んでは離さない作品になりました。最初はP.A.のオリジナルアニメだし主演が石原さんだし観とくかー、くらいの気持ちで視聴を始めたのに、途中からは毎週食い入るように観ていました。

そんな『色づく』のトークショー第2回。
偉大なる先達が第1回に参加して、とても素晴らしいイベントだったとおっしゃっていたので、次は絶対行きたいと思って、意気揚々と第2回の抽選に応募しましたが、あえなく爆散…。
ダメ元で2次抽選に応募したら当選し、なんとか参加できることになりました。
元々キャパが小さい場所だと聞いていたし、知り合いの人たちも殆ど落ちていたので、倍率はだいぶ厳しい感じだったのだと思います。

2次抽選の当選発表が4月19日で、イベントが25日。
当選のメールが来てから、もう1回本編を通しで見直してからイベントに臨みました。
最後の3話は当直中に職場のプロジェクターとスクリーンを使って1人上映会してました。スクリーン映えする作品だと思うから是非映画館での一挙上映とかやってほしいなあ。

イベント当日。場所は新宿のロフトプラスワントークイベントをよくやっているらしい。
場所を知らなかったので迷わないか不安でしたが、調べたらTOHOシネマズの目の前で迷う要素ありませんでした。行ってみると映画館の周りが黒い壁と黒塗りの車で囲まれていてなんだこりゃと思いましたが、名探偵ピカチュウのワールドプレミアがやってたみたいです。

会場に着くと整理番号順に並ばされましたが、大体200人のキャパと聞いていて僕は184番だったので常に最後尾に並んでるだけの簡単なお仕事。2-30分くらい並んでたら会場に入れました。
僕が入店した時は中が人だらけで座るところあんのかよって感じでしたが、ロフト経験者のアドバイスに従い、図々しく空席を探していきます。
入り口から1番遠いところに座敷の席があり、若干場所が空いてそうだったので、先に座っていた方々(優しい夏織オタクの集団でした)に挨拶をして近くに座らせてもらうことに。
ステージからも近くて、座敷席は周りより高いところにあったので見やすい感じ。
アドバイスのお陰で良いポジショニングを取ることができました。

飲み物を注文しつつ(バナナ味のオフリーという名のバナナミルクでした)30分ほど待っていたら開演。出演者の皆さんが登壇してきました。
今回の出演者は瞳美役の石原さん、胡桃役の東山さん、篠原監督、山本プロデューサー、デザイナーの内古閑さん。

そもそもそんなにアニメのイベントに行く方ではないのですが、石原さんはそれこそ年末のライブ以来。あの時も近かったけど今回はもっと近かったですね。会場が狭いだけとも言う。
最近はほぼ毎週ラジオも聴いてるし、完全にファンみたいになってしまった…
東山さんは去年行ったゆるキャン△の一挙上映以来2回目。
他のスタッフさんは流石に顔見るのも初めてでした。

簡単な挨拶の後石原さんの音頭で乾杯してトークショーがスタート。
最前のオタクどもが演者と乾杯してて怨嗟の炎に包まれましたが、まぁそのくらいステージとの距離が近いと言うことで。あと石原さんが速攻で飲み物こぼしてて笑った。

トークショーの流れは、前回は放送中の開催だったためネタバレ的な意味で言えなかったことも含めて、裏話やらなんやらを1話ずつ振り返っていく流れ…のはずだったんですが、あんな話やこんな話をしているうちにあっという間に最初の休憩時間(20時過ぎくらい)が来てしまいました。

本当はここまでに6話分の話をするつもりだったらしいんですけど、基本的に1話の話しかしていない。万策尽きた。
この作品の原案というかアイデアはP.A.の山本プロデューサーが発案したものらしいのですが、それを他のスタッフに伝えるのが難しかったというオリジナルアニメならではの苦労話(1話終盤に唯翔の絵を瞳美が見た瞬間周りの景色が変わっていくシーンを「イナゴの大群みたいな」って説明したけど誰にも伝わらなかったらしい。当たり前だ)だったり、要所要所で出てくる「金色のサカナ」はパウル・クレーの作品が元ネタになっているとか、色々と興味深い話が出てきました。
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寡聞にしてパウル・クレーの作品を知らなかったので調べてみました。
全体的な印象はだいぶ違う気がします(背景の色の違いかな?)が、確かに鱗の辺りとかそっくりですね。

そんなこんなで話題は石原さんが年末のライブで本作の主題歌『17才』をカバーした話に。
前回の記事でもちょっと書いてますが、最終話が放送されたその日のライブで披露され、ある人は歓喜の声を上げ、ある人は涙を流しながら膝から崩れ落ちたアレです。

石原さん自身が「放送中の作品で歌えるか怪しいところがあったけど、どうしても歌いたいと思って色づくのスタッフさんたちにお願いした」とおっしゃっていました。
あんまり深い事情は話に上がらなかったんですけど、権利とかいろいろあるんでしょうね。

そして石原さんの『17才』を観た篠原監督は泣いてしまったそうです。まぁ泣きますよね…。
僕はその時客席の1番後ろにいたんですけど、色とりどりに光る観客のライト、モノクロだったスクリーンがサビで色づく演出、未だに忘れられません。
石原さんも泣きそうになったけど、ここで泣くのは違うなと思って一生懸命涙を堪えながら歌ったそうです。本当に素敵な時間をありがとうございました。

休憩時間が終わると、次は11話の話から始まりました。キング・クリムゾンかな?

「あの」紙飛行機のシーンに絡めて、ロケハンの話を聞くことができました。
例えば僕がトップクラスに好きな7話、客船が予定より早く出航して女神大橋ダッシュするシーンがありますが、ロケハンの時に本当に客船が調べてた時間より早く出航してしまって、スタッフの皆さんがダッシュしたことから生まれたらしいです。
やりたい事がない、写真も好きだけど趣味で続ける程度の好き、という自分と、本気でやりたい事を見つけている唯翔や将、姉とを比べてしまって悩んでいる胡桃に対して、千草が「そんなもん置いてけ〜!」って言いながら全力で走るシーンがすごく好きなんですが、偶然から生まれたものだったと知って驚きました。
こういうのもオリジナルならではだなーと感じました。

そしてみんな大好き「あの」11話紙飛行機のシーンも、ロケハンで山本Pが思いついて、「絶対にやりたい」とシリーズ構成の柿原さんに「宿題」として出したシーンだったそうです。

設定上唯翔の家と瞳美・琥珀の家は直線距離だとかなり近いみたいなんですけど、歩いて(まぁ2人は走ってましたけど)行こうと思うとかなり高低差がある道を行かないといけない(実際放送後に長崎に行ったのでそれはなんとなく実感できました)。

その状況で唯翔が瞳美のところへ走っていこうとすると「あの」紙飛行機が一瞬左下に落ちたかのようなシーンが出来上がるわけですよね。坂が多い長崎を舞台にしたからこそ、作品トップクラスの印象的シーンが出来上がったんだなと感心してしまいました。

そのついでですが、唯翔と瞳美が抱き合ったあの公園は瞳美の家寄りにあるので、走った距離は唯翔>>>瞳美だってことがちょっとネタにされてました。文化部なのに体力あるな。

そこからは会場にいないキャストの話に。思えば12話とか13話の話殆どしてないな。
監督からキャストの2人に、「唯翔役の千葉くんの印象ってどんな感じ?」という質問が飛びましたが、2人の口から1番出てきたのは、「真面目」というワード。
千葉くんが葵唯翔というキャラクター、そしてこの作品を深く愛してくれているのを某ニコ生で知って以来、Twitterなんかもフォローさせていただいているのですが、とにかく自分の演じるキャラクター、参加した作品への愛が深い方だとは僕も思います。

これはニコ生でも本人が言っていたのですが、特に初期の唯翔のキャラクターがなかなか掴めなくて、周りがちょっと心配するほどすごく悩んでいたという話を監督や石原さん、東山さんもおっしゃっていました。
確かに2話途中くらいまでの唯翔って、なんか冷たい感じがするんですよね。
後から見れば、どっちかというと心優しい少年だと分かるんですけど、やっぱり急に自分の部屋の窓から出てきた知らない女の子に対しては普通警戒するわけで。その微妙な感じを出すというのは、僕のような一視聴者には想像もつかないくらい難しいものだと思います。
いつか千葉くんも参加のトークイベントを開催してくれることを願ってやみません。

声優の話題でもう1人話題にのぼったのが60年後の琥珀を演じた島本須美さん。
結局出番って1話の冒頭5分くらいと最終話の後半だけでアフレコ参加もその2話だけだったんですけど、なんと2話以降の放送を全く見ていないことが現場で発覚(ちなみにその頃は7話くらいまでしか放送されていなかった時期)。
スタッフがその間の展開を逐一説明したみたいなんですが、「なるほど、大体分かりました」と言ってアフレコに臨む島本さん。お前は門矢士か。と心の中で突っ込んでしまいました。

その結果があの最終話。
賢明な視聴者の皆さんなら分かっていただけると思いますが、瞳美の「祖母」であり「最高の友達」である琥珀の60年分の想いが詰まった演技。声優ってすげえ…
石原さんも東山さんも「いつかあんな演技ができるようになりたい」とめちゃくちゃ憧れていました。

そこから話は裏設定というか、小ネタの話に。
例えばタイムリープの時に出てきた、バスを運転しているジブリキャラみたいなあいつ。
そもそも彼にカラビ=ヤウの精っていう名前がついてる事自体知ってる人どんだけおんねんって感じなんですけど、彼の名前は超ひも理論に関連したカラビ・ヤウ多様体っていう概念が元ネタらしく、色づくの世界では「時空を超える空間にはカラビ=ヤウの精霊がいて、魔法使いはその精霊とコンタクトを取る事で時間遡行ができる」という設定らしいです。

まぁこんな事本編で説明されてもなんのこっちゃ分からないし、にわかとはいえBloodborneやSEKIROで鍛えられたフロム脳なのでストーリーや設定隅から隅まで本編で説明されなくても全然大丈夫なんですけど、こういう裏設定は興味深いですよね。
因みにあのバスのナンバープレートの数字(802-701)も、H.G.ウェルズの『タイムマシン』が元ネタにあるみたいです。誰が気付くねんって感じですけど、こういう小ネタ、遊び心は大好きなので聞いてて面白かったです。

小ネタ繋がりで話が進み、「6話で唯翔の高校の先輩が出てきますが、その展覧会のチラシにも実は小ネタが挟んであります、気付いた方いますか?」と監督から客席に質問が。

前述の通り、イベント当選してからこの日までの間に本編を全話見直していて、その時にたまたま「あれ?これって…」と思っていたので手を挙げてみると、会場で僕しか手を挙げてなくて、出演者とお客さん全員にめっちゃガン見される事態に。

監督に「あ、気付いた?」と聞かれ、「一昨日観た時にたまたま…」と答え、2人で目を合わせながらニヤニヤしてしまいました。なんだこの空気。
その小ネタがなんなのかはBlu-ray2巻に収録されている第6話を観て確かめてみてください。

そして話題は最終回後の唯翔について。
一応注意書きしておくんですけどこれは篠原監督と山本Pの個人的な見解で公式には「答えはない」が正しいみたいです。

山本Pは「初恋の人と添い遂げないといけない」というかなり過激な純愛主義者で、山本さんは初恋の人とどうなんですか?という周りからのイジりにも「自分の人生では取り戻せないものだからこそ、僕はこういうアニメが作りたかった」と熱論。「運命の出会い、必然的な出会い、『好き』という恋愛感情を超えた気持ちがある」ということを企画当初からやりたかったそうです。
こんなロマンチストなおじさんんがいてくれたからこんな美しい作品が生まれたんですね。感謝。
ちなみに監督はふつうに瞳美じゃない別の人と結婚したって思ってるらしいです。18歳で辛い別れを経験した唯翔には幸せになって欲しいんだとか。

そんな感じで2回目の休憩を挟んで、客席からの質問コーナーに。
質問コーナーがあるっぽいことは前から言われてたので何個か考えてたんですが、それまでのフリートークで言われちゃったりしてちょっと困ってしまった。

それでもせっかくの機会なので手を挙げてみたら石原さんに当ててもらえたので質問することに。
ありがとうございます。

僕が質問したのは「唯翔と瞳美の呼び方が徐々に変わっていくタイミングやシチュエーションに、どのような意図があったのか」ということ。

以前からちょくちょくいろんなところで言及してるんですけど、僕はこの作品で2人の距離が近づいていくたびに呼び方が変わる、この過程がとても美しくて好きな要素なので、どんなアイデアのもとにこの演出が生まれたのか質問してみました。
答えてくれたのはロマンチスト山本P。
曰く、これも柿原さんへの「宿題」で、11話の「あの」紙飛行機のシーンで呼び方が「唯翔くん…」になるようにして欲しかったとのこと。
「葵先輩」から「唯翔さん」へ呼び方が変わっていくのは、11話に「唯翔くん」を持っていくというところから逆算してのことだそうです。みんな11話好きすぎでしょ。

そこからしばらく他のキャラ間での呼び方の話になって、胡桃は最初千草のことを名字で呼ぶはずだったけど1話でミスって名前呼びになってて、誰もミスに気づかないほど違和感がなかったからそのままになったとかの裏話を聞けたんですけど、その会話の中に「呼称表」という単語が何回も出てきたせいで頭の中が変なExcelのことでいっぱいになりそうでした。忘れたい…。

僕の他にも色々と質問があって、石原さんと東山さんに対する「お2人の声優人生にとって、色づくはどんな作品になったか」という質問なんかがありました。
石原さんは「2018年は声優として改めて頑張ろうと思った年で、そのタイミングで出会えた、演じることの楽しさを改めて知ることができた大切な作品。これからずっと色づくがあったから今があるって言い続けていきたい」とのこと。

色づくが始まって以降、なんやかんやで石原さんのイベントに遊びに行ったり、ラジオを聴いたりで、彼女の色づくに対する思いを聞く機会が何回かあったんですけど、自分が大好きな作品を、演じた側、作った側も深く愛してくれているのが本当に嬉しい。

僕は元々作品への想いなんて一方通行、大事なのは作品それ自体と自分の対話、別に作り手側がその後一切作品の話をしないとかでも自分が好きであればそれで良いと思っているのですが、それでもやっぱりこう目に見える形で作り手側の愛を感じられる、作り手側に深く愛される作品を好きになれたことは幸せなことだと改めて思いました。

まぁ普段表に出さないだけで、自分の作品に全く愛着がない作り手なんていないと思いますけどね。
インスタで水嶋ヒロにライダー映画出ないんですか?とかクソリプ送っちゃダメですよ。

東山さんは「オーディションを受ける際にこの作品の概要をもらった時、自分の中のオタクな部分が『この作品は絶対大好きになるやつだから、絶対に関わりたい』と思ってオーディションに臨んだ。凪あすも同じような気持ちで挑んだけど関われなくて(監督が謝ってました)悔しい思いをしたから、今回はしっかり関わることができて本当に嬉しい」とのこと。
東山さんは案の定凪あすにハマったけれど、自分が関われなかったのが余りに悔しすぎて、2クール目を観ることが出来なかったそう。また監督が謝ってました。

そこからちょっとオーディションの話に。
監督が「オーディションは1つの役につき20-100人から選ぶが、最良の1人を選ぶなんてどうやったって無理」という話をしていたのが印象的でした。
そもそも瞳美役の石原さんも、最初は琥珀か胡桃の役のつもりだったみたいです(今まで彼女が演じたキャラを考えるとまぁ納得かなって感じはする)が、結果として割とスムーズに瞳美役に決まったみたいです。
「実力以上の何か、縁のようなものがある」とは監督の談。
実は東山さんも最初は瞳美役でオーディションを受けていたそう。
別にオーディションに受かった落ちたでギクシャクすることはないとは言っていましたが、いつも笑顔の印象が強い声優の皆さんも、シビアな世界で仕事してるんだということを改めて実感しました。

そんな感じで質問コーナーが1時間くらい続いて、最後はプレゼント抽選会。
森の魔女カフェでもらえるクリアファイル、打ち上げで配られたことでおなじみの手作り星砂、色づくロゴ入りハーバリウム、サイン入り台本、サイン入りキャラブロマイドが商品でした。他もあったかも。

イベント会場で飲食品を頼めば頼むほど1品1枚の抽選券(と缶バッジ)がもらえるので、トークショーを聞きながらせっせと飲み物を頼んだり、柿ピーを3人分くらい注文して、10枚の抽選券を確保。
我ながらまあまあ積んだな〜とか思ってたら、前のおじさんは40枚くらい持ってました。いくら使ったねん。

缶バッジが付いてたこともあり、結構みんなオーダーを積んでた感じがしたので、まぁなんか当たればいいな〜、当たんないだろうな〜くらいの気持ちでいたらハーバリウムが当選しました。
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この手の抽選で当たった経験が殆ど無いので素直に嬉しい。
同日に抽選があった石原さんのイベントは落選しましたけどね。

楽しかった時間もあっという間で、3時間オーバーのトークショーも終わりの挨拶に。
東山さんの最後の挨拶での「皆さん忙しくて、アニメを見るだけでも大変かもしれない。1話完結のアニメは気楽だし私もおススメはあるけど、その中で色づくみたいな最後まで観て良さが分かるアニメを好きになってくれる人がいるのが嬉しい」という話が印象的でした。

作品との出会いも、人との出会いもそうなんですけど、気持ちとか印象って一期一会なんですよね。
同じ作品でも、触れた時の気持ち次第で印象は変わる。
素晴らしい作品でも、気持ちに余裕がないと楽しめなくなる。

瞳美ちゃんが気付いた通り、気持ちひとつで世界は変わっていくんだと思います。

オーディションの話じゃないですけど、何か、誰かを好きになれるってことも「縁」であって。

1秒ごとに変わりゆく心だから、「好き」だと思ったその瞬間、その気持ちを忘れずにいたいですね。

はい、ポエムモード終わり。

アニメに限らず、僕は漫画だったり小説だったり映画だったり大体の創作物が好きで、沢山の「素晴らしい作品」に出会いたいと思って日頃過ごしています。
でも、日常に追われて余裕がなかったり、空虚な人生を送っていたら、作品との「対話」が十分にできないのは明白だし、今後良い作品に出会うためにも作品に触れる側として、「良い受け手」でありたいと改めて思いました。

ということで、本当に楽しい3時間でした。平日だったし当直明けだったし、新宿って結構遠いんですけど、来て良かったと心から思えたイベント。
キャスト、スタッフはじめ多くの人の想いが、あの13話に詰まっているのを再確認できました。
元々大好きな作品だったけど、もっともっと好きになれた気がする。
またトークイベントとかやりたいね、みたいな話はしていたので、何回でも開催してほしいです。

この作品がいつまでも沢山の人に愛される作品であることを願っています。

残念ながらイベントに来れなかった友人の為にも、めちゃくちゃ真剣に書きました。
今度は一緒に行こうね。